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愛のスライダーー1分で読める1分小説ー

作者: 浜口倫太郎


ある高級ホテルが、『愛のスライダー』というユニークなアトラクションを考案した。



ホテルの最上階から大型のスライダーでカップルですべると、部屋のベッドにたどり着くという代物だ。



男性は女性をホテルに誘いやすく、女性も受け入れやすい。値段は高いが連日大反響だった。



そこにある男が、グラマラスな女性とあらわれた。彼は不倫中で、妻の目を盗んで逢瀬を楽しんでいた。 



二人でスライダーの搭乗口に座る。係員の説明を、男がさえぎった。

「うるせえ。説明なんていらねえ!」

「ですが規則でして……」



「ごたごたぬかすんじゃねえ! こっちは高い金払ってんだぞ!」

男は金持ちだが、傲慢で鼻持ちがならない性格だった。



男は女の腰に手を回した。その柔らかな感触で、下心ではちきれそうになる。

一気にすべり台をすべり落ちる。キャーッという女の甲高い声が、パイプの中で反響する。



ドサっと二人で到着すると、男は目を瞬かせた。たしかにベッドの上なのだが、このベッドと部屋に見覚えがあるのだ。



男は知らなかった……。



さっきの係員は超能力者で、彼がどのベッドに降りるのかを操作していることを。ベッドでさえあれば、どんなベッドでも終着点にできる能力だ。



そして、男が係員の逆鱗に触れたことを。

そう、係員は終着点を、男の自宅の寝室にしたのだ。



「……あなた、その女は誰かしら?」

そこには男が誰よりも恐れている女性……





つまり男の妻が、鬼の形相で立っていた。


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