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無限の大地と黒いエイ  作者: きーち
無限の大地と型を破る方法
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⑤ 飛空船で畑泥棒へ

「ミニセル君! こいつは準備万端に作られたものじゃあないから、出来れば安全運転を心掛けて欲しいのだがね!」

「何言ってるの艦長! これから野菜泥棒をするってんだから、荒々しく空を飛ばなくてどうするの!」

 ガウマ国の空。分厚い雲が多く、障害物なんて無いのだろうが、それでも不安になってくる視界が広がるその空を、ディンスレイは小型飛空船に乗りながら駆け抜けていた。

 操舵役はディンスレイでは無く、虎の子の操舵士、ミニセル・マニアルにして貰っていた。

 彼女の言う通り、これから泥棒をするのだ。相手を出し抜けるだけの腕が無くてはそれも出来ないという事で、ガニ整備班長が組み立てた小型飛空船には、まずミニセルが乗って貰っていた。

「私の方は、君のそういうところにも、操舵にだって慣れているのだがね! ほら、見たまえ! 私の隣の船医殿を! 今にも吐きそうな顔だ!」

「う……うう……」

 小型飛空船に乗る三人目は、勿論、アンスィである。ガウマ国にやってきた理由は医療に関わる事なのだから、彼女の同行は絶対なのである。

 今回に関しては、相手の言葉を翻訳して貰う予定は無いため、ララリートは艦で待機。

 ディンスレイ、ミニセル、アンスィの三人で、後ろ暗い事をする予定となっている。

「ごめんねー、艦長ー。今、操舵中だから後ろ見れないのー。船医さんが吐いたら上手く看病してあげてー」

「私の方は医者じゃないのだがなぁ……」

「す、すみませぇん……」

 謝罪してくるアンスィには同情する。実際、ミニセルの操舵は何時も以上に荒々しかった。その理由というのは、本来は避けるべき雲の中に、むしろ突っ込みながら空を進んでいるからだ。

「仕方ない事態ではあるから、とりあえず今回の予定をおさらいして置こうか。それで気が紛れるか? 船医殿」

「と、とりあえず……試してくださぁい」

「舌噛まない様にね、艦長」

 確かに、気を付けた方が良さそうだ。さっきから何度か、船が九十度傾いたりしているわけだし。

「まず、これから向かう先だが、ガウマ国が管理する国有の山林だ。何故かと言えば、そこがガウマ国の医療にとって、重要な薬草の栽培地でもあるからだな」

 その薬草を無断で盗んで来る。それがディンスレイ達の目的だった。

「国有地であり、国にとっての重要な産物である以上、この手の栽培地はどこも監視の目が行き渡っている。警備の薄い国境線とは比較にならん程にな。だからこそ、今、出来る限り発見され難い雲の中を……おい、今かなり揺れたぞ、大丈夫か?」

「どうかしらねぇ。これ、現地も雨じゃないかしら」

 バタバタと小型飛空船の装甲を叩き付ける雨の音が聞こえる。ただでさえ荒れた操舵に、荒れた天気も加わって、本格的に酷い環境になって来ていた。

(ミニセル君の操舵に不安は無いが、この船自体には不安があるな……行きも帰りも、分解せずに居てくれれば良いのだが……)

 こういう場所で墜落死するのも悪く無いのではないか?

 そんな事を思おうとするも、御免被るという気持ちは抑えられそうにない。だったらただ、無事を祈る他無いのであるが、祈る先の何かについては不足気味の人生を送っている。

 では自分はどうするべきか?

「現地に到着したら、すぐに目的の薬草を盗み、さっさと退散だ。この飛空船は武装もろくに付けれていないからな。ミニセル君の言う通り雨だと言うなら、足を滑らさない様に気を付けろ。船医殿には申し訳ないが、何時もより行動と判断を素早くして欲しい」

「い、何時もはとろくて……す、すみませぇん……」

 どうせ、運に任せなければならない部分はそうするしか無いのだから、艦長らしく仕事の話を続けよう。

 それが結果的に、上手く行く可能性を高めてくれると信じて。

「高度が下がって来たな。そろそろか?」

「一応、指定された座標付近だし、山肌は見えてるけど、着陸する場所を選んでる時間も無いから、荒く行くわよ。二人とも、手短なものに捕まって」

「い、今からもっと荒く……なるんですかぁ!?」

 アンスィの泣き言を音楽に、ディンスレイも覚悟を決める事にした。落下によるちょっとした無重力感と、急制動による圧迫感も、楽しもうと思えば楽しめるものだ。人間の脳にはそういう欠陥がある。

 こうもなれば笑い出したいところであるが、ミニセルの集中を邪魔すると思い至り、それだけは止めておいた。

 代わりに頭の中の思考が加速してく。

(雨音が止まないな。というより嵐だぞこれは。見張りよりこの嵐の方が厄介かもしれん。足元への注意は言っておいたが、視界についても言っておくべきか。今、外は夜だ。視界不良で一度でもはぐれれば再度見つけ出すのは困難になるだろう。三人同時の行動を心掛け……いや、いっそミニセル君にはこの飛空船で待機して貰う……事の……方がっ)

 加速していた思考が飛び飛びになる。飛空船の腹が着陸予定の山肌にぶつかる衝撃により、物理的に意識が途切れたのだ。

 気絶する程では無いが、そっちの方がマシなのではと思うくらいの震動。それも長くは続かなかった。

 別に飛空船が分解したわけでも無く、ミニセルが見事、傾いた地面に小型飛空船を着陸させたのである。

「よっし、無事到着! 降りるわよね、艦長! 艦長?」

「いや……すまん。五秒時間をくれ……良し、いいぞ。ミニセル君。君は飛空船で待機していてくれ」

「えー、なんでよー」

「外を見ろ。夜の闇と雨で少し先も見えん。夜なのはむしろ狙って来たが、雨の方で本当に現在地が分からなくなる。いっそ迷ったら、ここに居る君だけが頼りだ。声の届く範囲なら、まだ私達は帰って来れるだろう?」

「声を出したら、見張りに見つかるんじゃないの?」

「派手に着陸したんだ。どうせ時間の問題だ。なので議論も無し。船医殿、吐き気も我慢してくれ。二人で行くぞ」

「は、はい~……」

 ふらふらと揺れているアンスィに、小型飛空船に乗せていた先端が光源となる魔法杖を渡す。

 やはり照らせば警備に見つかる可能性が高まるものの、それで場所を照らさなければ目的の物を見つける事は出来ない。

 アンスィと共に飛空船を降りて、ふらつく身体をなんとか足で支える。足元は傾いた地面。油断すると転んでしまいそうなその場所から、一歩二歩と慎重に進む。

「……これは当たりだな。都合良く、畑に着陸したんじゃないか?」

 手に持った魔法杖で照らした地面に、聞いていた形状の草を見つける。

 茎が太く、そこから直接葉が生えている特徴的な見た目のそれ。ウーフ師に聞いていた通りの見た目であるが……。

「お、恐らく、そうでしょうが……い、いえ。駄目です。これじゃありません……」

「なんと。もっと違う外見か?」

「が、外見はこれで合ってるはず……です。け、けど、聞いた限りでは……葉、葉の裏側が、黒く変色しているものに……や、薬効があるとの事で……」

「そうか、これは……未成熟と言ったところなのだろうな」

 見れば同じ形の草が並んでいるのであるが、これだけの量があれば、国内でまったく流通していないというのもおかしい話だ。

 恐らく、その多くはまだ薬草としては未満のものなのだろう。

「ここがある種の畑であるなら、畝ごとに植えた時期は同じだろう。別の場所を探すぞ、船医殿」

「りょ、了解ですけど……う、運が良くなければ……み、見つかりません……よねぇ……」

「それでも虱潰しにと言いたいところだが、その時間も無いしな。運に任せる形になるのはそうだが、出来る限り効率的に運を使いたい」

 別々に分かれるか? いや、それはそれで危険だろう。はぐれる可能性もあるが、今、この瞬間も、畑泥棒に気が付いた警備が迫っている可能性もある。

「葉の裏側は……どう黒くなると聞いている? 船医殿」

「え、ええっと……確か葉の裏側全体が、びっくりするくらい真っ黒になる……らしい……ですけど」

「なるほど。夜に来たのは失敗だったかもしれないが……それでも取れるリスクならあるな」

「い、今、リスクを取ると……言いました?」

 言った。そうして相談している時間は無いとも言っている。

 つまり、出たとこ勝負だ。ディンスレイは光源にしている魔法杖の先端部分に手を触れた。

 丁度、明かりとなる光が出ている部分であり、その根元には回転させる事が出来るダイヤル状のパーツが取り付けられていた。

 これはいったい何のためにあるのかと言えば……。

「目を薄めていろ、船医殿。いくぞ!」

「えっ……ひぇ!」

 周囲に、嵐の夜らしからぬ輝きが満ちた。

 魔法杖の光源を最大にしたのだ。いや、その後の機能が失われるくらいに、無理にそれ以上の機能を発揮させた。

 結果として、すぐさまにディンスレイが持っている方の魔法杖は光を無くしていく。

 これでディンスレイ達が持つ光源はアンスィが持つもののみとなる。

「な、なんて事をっ……わ、分かってるんですかぁ!? こ、これ、もしかしてじゃなくて……絶対、わ、私達の存在が見つかりましたよぉ……!」

「飛空船で無理に着陸したんだ。存在自体は既にバレているから、正確な場所が見つかったと言ったところだろうさ。だが、我々は運が良いぞ、船医殿」

「ど、どこがっ!?」

「あっちだ。葉の裏側が黒い草があった。恐らく、あの周辺の薬草ならば収穫出来るもののはずだ。走るぞ!」

 足元注意などと言っていられなくなった。魔法杖の光量を限界まで引き上げた結果、一瞬だが、遠くまでこの山肌を見渡せたのだ。

 後はディンスレイ自身の記憶力が物を言う。

 辺りは再び、嵐の夜の暗さを取り戻す。肌と服にぶつかる雨は痛いくらいで、地面はぐずぐずで今にも崩れそう。

 だが、それでもディンスレイの足は迷わなかった。

「船医殿。そっちの杖は君自身の頼りにしろ」

「い、一瞬で憶えたんですか……? ち、地形を……!」

「目に映った範囲だけだ! 悪いが光源無しで急ぎ動けるのはその範囲だけだぞ!」

 いっそ足元は滑る様に動く。つんのめり転がりそうになるのもまたリスクであるが、今は仕方ない。

 やはりこれも幸運だろう。転ばずになんとか目的の場所に辿り着く。すぐにそこに生えている草の裏を確認すれば、先ほどと同じ形状で、しかし黒い色を確かにしている物を見つけた。

「これは……なんだ? 煤か?」

「ど、どういうものかは……あ、あとで説明します……ので!」

「船医殿は知っているか。なら、確かにさっさと収穫するに限るな!」

 ポケットの中から折り畳んだ袋を広げる。丁寧にとは行かないから、とりあえず手が届く範囲のそれを地面から抜き、入れて行く。

 これがなかなか難しく、雨のせいで実に手が滑った。

(足の代わりに、こっちが滑るのは不運というべきか?)

 それで釣り合いが取れるというのなら、まだマシな方だろう。こちらに関しては命に関わらないのだから。

「いや、そうも言えんか」

 この薬は、今なお、ブラックテイルⅡの医務室で昏倒している男を回復させるためのものだ。

 この作業にだって、命というものが掛かっている。

「か、艦長……?」

「む、悪い、船医殿。少し意識が別のところに行っていた」

 雨の音のせいもあるのだろう。手は止めていなかったが、それ以外への集中力は欠けていた。

 アンスィは何かを伝えたそうにこちらを見つめていたので、ディンスレイは彼女の返答を聞き逃さずに待った。

「い、いえ……あの……声が……」

「ああ、聞こえ難いが?」

「そ、そうじゃなくて……ほ、ほらっ」

 アンスィの反応にはっとして、ディンスレイも耳を澄ました。

「ቔሼ………ፘም……፼ቛዺካኍሀ……ሯቍ኶ሯ……ጄ፾፯ዎሚሡ………ጩቓ኷ፓ፟」

 雨の音の隙間。そう表現出来る様な微かなタイミングで、別の音、人の声が聞こえていた。

 意味は分からないが、ガウマ国の言葉だ。

「そうか、予想よりさらに見つかるのが早かったな」

「ど、どうしましょうか……か、艦長……」

「どうもこうも」

 ちらりと、ディンスレイが持つ袋とアンスィが持つ袋を見る。

 ある程度は薬草を詰め込んでいるが、それでまだまだ予定より随分と少ない量だ。必要十分とはとても言えない……が。

「ここらが潮時だ。この量で満足しておくしかない。逃げるぞ、船医殿!」

「は、はいぃ!」

 まだもう少し。そういう判断も頭の中に無かったわけでは無いが、そういう欲望が湧く瞬間こそが、その欲の切り捨て時だとディンスレイは心得ていた。

 安全策を取る。そういう表現も出来るのだろうが、それ以上に一旦は分かれた形になるミニセルと飛空船の事を思う。

 あちらの方が先に見つかっても、やはりアウトだろう。そういう意味では、声が聞こえた時点でギリギリだった。

 やはり視界は暗いまま。頭に刻みつけた一瞬の光景の記憶だけを頼りに、再び小型飛空船の方へ向かう。

「艦長! こっち!」

 予想よりズレた場所から、ミニセルの声が聞こえて来た。どうやら微妙に、記憶に違いが出ていたらしい。それでもまだ、取り戻しが出来る範囲だ。

「やはり、どちらかと言えば運が良いらしいな。今の私達は」

「い、言ってる場合……ですか!? は、早く行きましょう!」

「1፲ጴጿኑ? ዒዦዑጰሦጤኌ! Oዏጣe……R቗ዕjቨዡጴ዇!」

 確かに、早く行かなければならない。

 既にアンスィが持つ光源とは別の光が迫って来ていた。警備が持っているであろう別の明かりだ。

 その明かりがディンスレイ達を直接照らす。そこに居るのは武装した男達。今にも飛び掛からんばかりの勢いでその男達は迫り、ディンスレイ達は捕まる……寸前に、ミニセルが待機していた小型飛空船へと乗り込んだ。

「よし、二人とも乗り込んだ! すぐに発進だ、ミニセル君!」

「もうしてる! 言ってる暇があるなら、ちゃんと座ってなさい!」

 そうは言うが、急な上昇による負荷の中で、まともに動けというのも無茶ではあるまいか。

 後部座席を這う様にして、なんとか姿勢を正す頃には、息も絶え絶えと言った状況だった。

 だが、それで落ち着いても居られない。

「随分と……帰りも急ぐな」

「後ろ見て、艦長!」

 操縦しているわけでも無いので、言われた通り後ろを見る余裕はあった。

 そうして精神的な余裕が無くなる。

 見ただけで三つ。丸い形をした何かが迫って来ていたのだ。

 人工物だ。それだけでこの国の飛空船だと分かる。

「逃げ切れるか、ミニセル君!」

「武器も無いんだから逃げるしか無いでしょ! ところで艦長? さっきから船医さんの声が聞こえないんだけど、ちゃんと乗ってる!?」

「乗ってる。倒れてる。起こさないでやってくれ」

「ああ、そう……そっちの方が良いかも……ねぇ!」

 確かに、ディンスレイの方も気絶しておくべきだったかもしれない。

 来た時よりもっと激しく、小型飛空船が複雑な軌道を空に描き始めた。

 悪天候はきっと、ミニセルにとっては好都合なのだ。そこで勝手気ままに飛空船を動かすだけで、ガウマ国の飛空船を翻弄できる。

 むしろ追って来る側こそ不憫だと思った。彼らも仕事で、畑を荒らした泥棒を追っているのだ。盗んだ側として、正義はあちらにこそあると断言できる。

 だというのに、この嵐の只中で、ハチャメチャな動きをする飛空船を追わなければならない。

 向こうにとってはどういう罰なのだろうか、この状況は。

(まあ、私にとっても罰だが、自業自得……だしなぁ……!)

 だから気絶も出来ない。まずミニセルは飛空船の速度を船が耐えられる最大船速にまで上げた……と思う。

 恐らく、リミッターなどという便利な物は付いて居ないだろうから、完全にミニセルの感覚によるものであるはずだ。

 元々ブラックテイルⅡの予備エンジン用にあった浮遊石を利用しているのだから、小型飛空船の出力としては十分。だが、突貫で作られたであろう船体については不安がたっぷり。

 実際に装甲が軋む音をディンスレイは聞いた。

「ミニセル君……!」

「心配なのは分かるけど……任せておきなさい!」

 視界が一回転した。そうとしか思えなかったが、実際は飛空船ごと回転したのだろう。しかも前方は地面に向いたまま。

 自由落下でもしているのか? いや、違う。驚異的な事に、未だこの飛空船はミニセルの制御下にあった。

 このままでは地面に激突する。その寸前に、ミニセルは再び飛空船を浮上させる。そのタイミングと来たら、多くの人間がもう無理だと思ってしまうであろう神業的な瞬間。

 ガウマ国の飛空船とて騙せたであろう。彼らは追う速度を緩めてしまった。つまり、留まる事無く空を駆けるこちらの飛空船は、より速く他の飛空船に先んじられるという事。

 その猶予を使い、ミニセルは再浮上した先、嵐を引き起こす雨雲へと突っ込んだ。

 今や雷が鳴り響き、雨が大量の針の如く船体装甲に突き刺さるその嵐の中へ、あえて突っ込んだのだ。

「ミニセル君……」

「ほーら見なさい艦長、逃げ切ったわよ! 後はこの……今にもこっちを地上に叩きつけて来そうな嵐に耐えるだけ。どう?」

 どう? と言われても、嵐をなんとか掻い潜ろうとする飛空船の動きは継続中だ。まだ安心出来るタイミングでは無いだろう。

 無いのであるが、それでもディンスレイは前を向くミニセルの背中に向けて笑った。

「心配も不安も、そもそも無いよ。君が飛空船を飛ばした段階で、逃げ切れる事は確約されていた。私が言いたいのは一つだけだ」

「へぇ、それはどんな事?」

「この船の名前、シルバーフィッシュなんてどうだ?」

「……さっきからそんな事考えてたの?」

 やる事はやって、後は任せるだけなのだから、そんな事くらいしか考える必要が無いだろう?

 こっちの表情を見る余裕が今のミニセルには無さそうだから、言葉だけで感情を伝える。

「名前は大切さ。無事を祈る事と同じくらいにな」

「あらそう? なら、引き続き祈っておいてちょうだい」

「これからの無事をか?」

「このシルバーフィッシュが、格好良く飛び回れる事をよ!」

挿絵(By みてみん)

 ミニセルの方も気に入ってくれたらしい。

 ならば良かったと思いつつ、そろそろディンスレイも、気絶したくなってきた。

 ブラックテイルⅡに戻るまでに、果たしてディンスレイの方は、格好つけ続ける事が出来るだろうか。




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