第五話 能力確認 下
・？？？ 第一層通路・
―――
【新アンロック】
アシスト機能の追加
才能解放
属性解放
スキル解放
職業解放
プロフィール解放
―――
次は属性なんだが…属性の欄には俺の持つ属性らしき物が追加されている。
【属性】
火属性 水属性 草属性 風属性 土属性 電属性 重力属性 毒属性 光属性 闇属性 空間属性 神属性 言属性
…めっちゃあるやん。一人一属性とかじゃないんだな。
大体は聞いたことがあるような属性だな。
空間はテレポートとかの属性かな？
神属性は神の力の属性？
で言属性は…言葉に魔力とか含めて相手に動作を強制するとか言うあれか！
座れって言って無理やり座らせるみたいな。
そんなのがあったらかっこいいな。
その次の「スキル」は……スキルだな。
俺が今持っているのであろうスキルがリストされている。
なになに…
【スキル】
ファイアボール エアーカット 神言
か。
最初の２つはどんなスキルかはわかるな。
神言って…さっき言ってたやつだよな？ たぶん。
言葉に魔力を含めて…とかやるやつ。
ていうか攻撃っぽいのだけか。
ゲームみたいな世界だし、身体強化みたいなスキルもあるのかな？
とスキル欄の項目を下へスライドしていると…
「英雄スキル… か」
突然追加されたように見えたが…どうやらこれらもスキルらしい。
なになに…
【英雄スキル】
強化並列思考 牙斬無双 千里観察眼 言語理解 魂体分裂 魔力一体 龍化暴走
超速再生Ⅶ 英雄強化Ⅶ 環境耐性Ⅶ 英雄加護Ⅶ
…ナニコレカッコよ。
もしかしてこれが俺が転生するときに望んだチート能力ってやつか？
強化並列思考？ 並列思考って脳が複数のことを同時に処理することだよな？
牙斬無双は…牙で無双？ でも俺の歯って牙っていうほどじゃないぞ。
千里観察眼…これは遠くからもものが見えるってこと？ だとしたらちょっと地味だな。
言語理解は…異世界転移した主人公がたまに持っている翻訳機能のこと？なんで他のかっこいいスキルに囲まれているのにこれだけ弱そうなんだ？
魂体分裂？ 幽体離脱みたいなものか？
魔力一体って…なんだかわからないけどかっこいい！
龍化暴走！？ 俺は龍になれるのか！？
…んで、超速再生Ⅶ、英雄強化Ⅶ、環境耐性Ⅶ、英雄加護Ⅶだが、なんで全部Ⅶなんだ？
全部魅力的なスキルなんだが…後でこの辺のスキル、色々試してみたいな。
それで次が…職業か。
俺が知りうる職業すべてが欄にずらっと載っていて、それぞれの職業に職業レベルがあった。
現状すべてLｖ１ で、上限はLｖ１０らしい。
よくRPGゲームにある職業が、選び放題って感じだな。
鍛冶屋とか冒険者とか、剣士とかもある。
これらの職業はその職業に合った行動をすると勝手に上がっていくみたいだ。
少しどうくつを歩いていたら探検家のLｖが上がったという通知がアシスト機能から届いたから驚いた。
これらは暇なときに上げていけばいいかな。
最後はプロフィールだな。
いや、プロフィールて。
まじでゲームみたいな世界だな。
というか本当にゲームかもな。
俺の現在のプロフィールはこんな感じ。
【プロフィール】
名前：七斗
種族：――族
性別：不明
レベル：1
能力：
体術 初級
魔術 初級
耐性 初級
生活術 初級
……ツッコミどころがありすぎて……
…ふぅ…落ち着いたそ。
「性別不明ってなんだよ！！！！！」
【再検査します…性別不明】
「ふざけんな！俺はれっきとしたジェントルメンだっつうの。男の子の棒もちゃんと...」
言ってて気づいた。
俺、こっち来てからエクスカリバーを確認してない。
チラッ
俺は自分のズボンを上げる。
そういえばここに転生してからは変なぼろぼろのパンツだけだったんだよな。
転移して神界に居たときは転移する前のパジャマ姿だった覚えがするのだが...
まぁそんなことはさておき、俺はマイサンを確認する
「あ、あるよな。よし」
なにがよしだ。
あるに決まっているだろう。
自分で自分をツッコんでしまった。
なんで性別不明なんだよ。
そういえば俺の種族も文字化けしてたな。
失敗しました。失敗しました。失敗しました。失敗しました。失敗しました。失敗しました。失敗しました。失敗しました。失敗しました。失敗しました。失敗しました。失敗しました。失敗しました。失敗しました。失敗しました。失敗しました。失敗しました。失敗しました。
こっちもアシスト機能が文字化けを表示しようとしてエラーを起こしている。
とりあえずパネルを操作してエラーを止める。
「俺の名前も名字が消えているし...」
なんなんだこのプロフィール機能。
バグだらけじゃないか。
おそらく他人が鑑定スキル？ みたいなスキルで俺を鑑定すると子のプロフィールが表示されるのだろう。
とりあえずこの辺も後々調べてみよう。
まぁそんな感じでパネルに書かれた物は読み終えたと思う。
そんじゃ早速色々試して行きますか。
「まずは...やぁ！」
俺は手頃な岩を洞窟の地面から見つけて、思い切り殴ってみる。
「っっっ！」
痛っっった。
マジで痛い。
いや、才能で初級って書いてあったけど、強そうなスキル持ってたし、転生したしでなんだかんだ強くなってるんじゃないかなって慢心してました。
何故か俺の拳はかすり傷一つ無いけど、いやぁなんで思い切りやっちゃったんだー。
もう一度壁を見てみたけど、殴る前と変わっていなかった。
色々試すとか言ってたけど、なんだか急にやる気失せた。
「とりあえずこの洞窟の出口をみつけるか」
俺は洞窟からの出口を見つけるべく歩き出した。
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