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第三十七話 ナイスミドル

山口貴由先生の作品大好きです!

独特の構図が好きです。

自分も表現が上手くなりたいものです。

神殿に戻ってモグラをどうするか考え中だ。

名前は”ジャンボ・ホシバナモグラ”だけど見た目が。

すでに毛皮は無いけどさ、鼻がね。

何と言うかイソギンチャクが鼻に付いてるような見た目なんだ。

捕獲した時は突起と言ったけどさ。

地球のホシバナモグラは、アメリカの北東やカナダの東部などの湿地に住むモグラで泳いだりもするらしいんだよ。

目が悪いくせにさ。

ミミズも食うけど魚も食うらしい。

まあ、これは魔物だからね。

取り合えず切って、塩胡椒で焼いてみるかな。


…そうだ!泥臭いかもしれないから浄化の魔法かけてみるか。


根田 「味がどうなのか分からないので、浄化の魔法を掛けてから調理してみようと思います。浄化しないのと両方用意して、味を比べてみましょう。」


1匹の半分に浄化を掛けて、半分はそのままだ。

結構、脂肪があるから網焼きしてみよう。

良く動かしてると思われる前足を焼いてみた。

固いかな?


根田 「取り合えず異臭は無いです。食べてみます。…美味いですよ!浄化した方は、豚肉みたい。そのままのは、どうかな?」


浄化したのは美味い。

びっくりだぜ!地球ではラオス以外のやつは不味いって話だからな。

ラオスのはタケノコを常食してるから、肉食の他のやつと違うっていうから。

このモグラの魔物は、ちょっと脂肪が多いから葱とか生姜使ったりするのが、良いかもしれない。

そのままのは、どうだ?


……あれ?問題無いぞ。


3級の魔物で、モグラの魔物では強い種類って言ってたから、美味いのかもしれない。

悶絶しないから、読者さんの期待を裏切ってしまった。

前回酷い目に遭ったから勘弁してください。

地球の不味いモグラみたいに、ぶつ切りにして香草とかで臭い消して、濃い味付けで食べないと駄目かと思ったけど大丈夫だ。

当たり食材だ!ミミズとは違うのだよ!ミミズとは!

駄目だったら黒焼きにしてみようかとも思ったんだ。

日本では、黒焼きが、出雲の民間薬で伯州散とかいうやつだったか?

金創(刀で切られた傷)に大変よく効く薬だとか。

モグラにマムシ、あと津蟹っていうからモズクガニを黒焼きにしたものを混ぜたものらしいけど。

モグラは、カラスが食ったり、蛇が食ったりするんだから、肉自体は問題ないのかもしれない。


根田 「そのままのも問題ないです!美味いです!」


光華 「美味しいですね。確かに豚肉に似てます。」


黒乃 「本当、豚みたい。美味しい。」


玉樹 「美味しいです。ちょっと脂肪が多い感じですけど。」


生姜と韮で炒めて、醤油で味付けしてみた。

どうかな?


根田 「美味い!御飯が欲しい!」


光華 「美味しいですけど、味がちょっと濃いです。」


黒乃 「美味しい。太郎様、パン出して。」


玉樹 「美味しいですね。味付けが濃いから御飯欲しいですね。」


御飯を創生して出してあげた。


根田 「黒乃さんも御飯食べてみてください。合いますよ。」


黒乃 「本当だ。美味しい。」


根田 「玉樹さん、この世界に米は、ワイルドライスのマコモ属しかないのですか?」


玉樹 「いえ、栽培しているところもあります。日本のほど品種改良されていませんけど、もち種もありますよ。短粒種も長粒種もあります。水稲と陸稲も古代米って言われる赤米とか黒米もあります。世界樹の森の南に住むハイエルフとエルフが栽培してます。」


根田 「そうなんですね。でもハイエルフもエルフも数が少ないのに、よく栽培できますね。」


玉樹 「数が少ないといっても人族より少ないだけですから、ある程度はいますよ。冒険者にもいますし、商人もいますから。巫女には、なりたがらないんですよ。嫁に行き遅れたりするし、他国へ派遣されると窮屈なので。今は、王族の姫が強制で聖女になってます。まあ、大体適性で王族がなるのですけど。」


根田 「ああ、魔法の適性ですか?遺伝的な要素も強いって言ってましたもんね。納得です。エルフ族とか巫女として派遣されたら、何十年単位で派遣されそうですもんね。嫌がるのわかります。」


玉樹 「あれ?言ってませんでした?エルフ族は1,000年程度生きるので、派遣されたら100年単位ですよ。」


マジかよ。

そりゃ嫌がるよ。

嫁に行き遅れるわ。

この世界は結婚早いからな。


根田 「なるほど、巫女になりたがらないのわかります。神官はどうなんですか?」


光華 「神官はエルフ族もいますが、その場合は夫婦で派遣されますね。今は、風の大神殿から派遣される神官は人族です。その方が問題が少ないですから。」


根田 「寿命とか見た目で問題になりそうですもんね。エルフ族の話題が出たので、気になったのですが、ドワーフ族とは仲が悪いとかは無いですか?」


黒乃 「仲は悪くない。ドワーフ族が鉱山できちんと処理しないで、有毒物質を川に流出させたことがあって、森が広範囲で枯れたことがあった。そのことに関しては怒ったけど。それは、ドワーフが悪いから。魔族も人族も苦情を言った。費用ドワーフ負担で回復させた。」


根田 「そんなことあったのですね。話は変わりますけど、ドワーフって寿命どのぐらいなのですか?」


黒乃 「大体500年。数はエルフよりはいる。人族よりは少ない。」


根田 「結構長生きなんですね。神である自分が言うのもなんですけど。」


精霊たちが笑ってる。


根田 「あ、玉樹さん。米栽培してるって言ってたじゃないですか。麹菌はどうですか?」


玉樹 「麹菌ですか?存在しますよ。稲や竹なんかに着いたりします。私の管轄です。利用されてないですけど。」


根田 「ん?菌類も玉樹さんの管轄なんですか?」


玉樹 「そうです。森の管理の関係で担当してます。海藻なんかも担当です。」


根田 「それは大変ですね。」


玉樹 「私にも部下はいますし、植物なので分身が結構ありますから大丈夫です。」


玉樹さんの部下って何だろう?


根田 「玉樹さんの部下って、精霊ですか?それともハイエルフですか?妖精とかですか?」


玉樹 「精霊です。ドリアードですよ。ニンフとも呼びますけど。ハイエルフは眷属です。水棲の植物は水の精霊が管理してくれます。私は本体が世界樹ですから。植物の妖精もいますけど仕事に向かないんですよね。情報は提供してくれますけど。」


根田 「なるほど、その方が効率的ですもんね。ドリアードも本体は木なんですか?」


玉樹 「そうですよ。世界樹の森に行ったら紹介しますね。」


根田 「光の上位精霊みたいのじゃ無いでしょうね?ふんどしおっさんの精霊は勘弁ですよ。」


玉樹 「ふんどしおっさんの精霊?精霊は性質的に女性ですよ。レイスでも見たんじゃないんですか?」


光華 「あ、それ私の部下。個性的なのが、いるのよ。太郎様軽くトラウマになってるから。」


黒乃 「いるね。精霊石の採掘場に変なの。おっさんの姿で踊ってたりする。」


黒乃さん知ってるのか。

ああ、暗い場所には部下がいるもんな、知ってるか。


玉樹 「へー。光華紹介してよ。面白そうな部下じゃない。」


うげっ、勘弁してよ。

近づきたくない。


光華 「いいけど、太郎様どうします?」


ニヤニヤすんな!

駄目とは言えないだろう。


根田 「明日、様子見に行きましょう。ついでですから、神楽舞見せるときに手伝ってもらいましょう。控室から先導する役で。日本の神社の巫女装束でやってもらうように。」


面倒ごとが増えたな。

モグラの肉は孤児院と食堂にあげた。

これも食べる習慣が無かった魔物だった。

耳が良くなる効果がある。

まあ、モグラだから。

だけど、人のウフーンな行為の聞き耳は駄目だよって言っておいた。

騎士や神官は笑ってたけど、聖女さんと巫女さんに叱られたよ。

子供に悪影響だってさ。

でも孤児院の子供は、ませてるから「人の恋路を邪魔するようなことしないよ。根田様。」ってサムズアップしてたけどね。

このモグラは、普通に網焼きして、塩で味付けで問題ないから。

皆、美味しいってさ。

精霊石の採掘場へ行ったら、光の上位精霊も女性の姿だったからよかったよ。

下位精霊に自分たちが来たら連絡するように指示したみたい。

手伝いも喜んでやってくれるって。

日本の巫女さんの情報と巫女装束を渡して、説明した。

黄色人種の見た目で手伝いしてくれることになった。

個性的だけど優秀だからね。

お礼に大福とお茶を出してあげたら、喜んでいたよ。

玉樹さんのリクエストで、ふんどしおっさんになったのは勘弁して欲しい。

踊りまで披露して、玉樹さんは笑ってたけど。

スキルが暴走して裸芸するはめになったよ。

不可視モードだったから、見られたの精霊達だけでよかったけど。

「瞬脱!裸芸披露!」なんて言って、いきなり裸になってさ。

肝心な部分は光華さんが聖なる光で隠したけど。

漫画家の山口貴由先生の大胆な構図とアオリ文字的な表現で”裸の中年爆誕!(ナイスミドルばくたん)”とかなったよ。

何がナイスミドルだよ!

これが、裸芸免許皆伝の効果的演出なんだろうな。

すごいインパクトあったし。

だけどさ、俺は単なる中年のおっさんなんだよ。神様だけどさ。

精霊たちは「キャー。」とか言って喜んでるしさ。

絶対肝心なとこ見られたよね。

別にいいけど。

精霊たちは初々しさがない。

恥ずかしがりながら、しっかり見るという演出も無かったし。

男性ストリップを見に行く、おばちゃん的反応は悲しいものがある。

見た目が少女なんだから。

実は、自分も精霊たちの裸を見ようと思えば見れるんだ。

透視能力あるからさ。

能力使わなくても頼めば見せてくれるだろうし。

だけど性欲無いから見たいと思わない。

光の上位精霊へのお願いも済んだし、時間が中途半端なので、市場に行ってひよこ豆を買ってきた。

レモンも売ってたから買ってきた。

大豆とか小豆は見かけないけど、豆はある程度、種類があるみたい。

孤児院で作業をお願いするつもりだ。

これも収穫祭の準備の一環だ。

忙しくなるな。

今回ギャグ要素が少なかったです。

説明ばっかりになってしまいました。

表現力が低くてすみません。

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