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第十三話 登場!ご先祖様

軽い感じの神様です。

作者の設定です。

神様怒らないでください!

この作品は、ギャグなんです!

許してください。

会議室へ戻ってから、ふと気になって聖女さんたちに聞いてみた。


根田 「そういえば、朝の祈りの時に我々は、顕現しましたが、今日の仕事は、問題ないですか?」


ベラ 「神が顕現されたのに、他のことなど出来ません!後回しです!」


根田 「いやいや、国のトップの予定が大幅に変更されれば何かあったと考えるのが、普通です。下手に調べられても旅をするのに支障が出ますからね。それに民の為にも為政者は、考えて仕事をすべきですから。我々、神々を敬ってくれる気持ちは、きちんと伝わってますから、急ぎの仕事があるようでしたら、そちらをしてください。」


大神官 「ご心配されていることは、もっともですが、拝殿にいた上級神官が、通常の仕事は対応できますから、お気遣いされずとも大丈夫です。」


巫女 「根田様は、慈悲深き神なのですね。孤児院にも神の恵みをお与えくださいました。無礼を働いた騎士もお許しになられましたし。」


根田 「自分の故郷では、『縁』という人との関係や物事とのかかわりあいを大事にします。聖光国へ顕現したことも縁あってのことと考えるのです。その縁が良いものになるか悪いものになるかは、己の行動次第です。自分と聖光国との縁が良きものであることを望みます。万年青に戻ってから、悪神と言われたくないですしね。あ、特別扱いするということでは無いですよ。神は地上に対して平等です。」


巫女他一同 「神の希望に沿うように心します!」


何とも説教臭くなったな。などと考えていたら、案内放送などで使われるチャイム音が、どこからともなく鳴ってきた。

何だ?と皆で思ったら、メッセージが聞こえてきた。


「日本の神界”高天原”から連絡します。エンゲーイの神界”万年青”に召喚された根田太郎殿、応答願います。」


これは、万年青で頼んでいたご先祖様からの連絡か?応答しないと。

根田は、立ち上がり手を上げて返事をした。


根田 「ハイ!自分が根田太郎であります!高天原の神々にご連絡を頂き、恐悦至極に御座います。」


いきなり立ち上がり大声で返答したので、皆びっくりしている。

しかし、状況は理解しているので、様子を見ている。


? 「ぷっ。そんなに畏まらずともいいよー。太郎ちゃんも神様になったんだし。」


? 「そうそう。しかもかなりの無茶ぶりで行かせたからねぇ。実際悪いことしたわ。」


応答は出来たようだ。

一先ずホッとした。

しかし、気は抜けない。何せ自分のご先祖様たちだろうからな、失礼があってはいけない。

返答しないと。

上げていた手を下ろし、”気をつけ”の体制で、


根田 「無事応答できたこと感激しております。未熟者の自分が応答できたのも日本の八百万のお力あってのことと思います。失礼ながら通信出来ておりますでしょうか?」


? 「高天原と万年青は、上下関係の繋がりがあるから、別に力とか関係ないから気にしないでいいよー。」


? 「高天原が上位世界でそっちは下位になるからね。ああ、太郎ちゃん映像通信に切り替えてよ。”モニターON”って思えば、出来るはずだから。」


根田 「承知しました。お二方ともこちらの地上の者に、お姿を現してよろしいのですか?」


? 「全然OK!」


? 「問題ないわよ。」


根田 「それでは。モニターON!」


ジャーンジャーンジャーンと銅鑼の音がした。

『待て待て。公明の罠だ。』のセリフは、抑えねば。

何という演出をしてくれるんだ。

会議室の空中に画面が映し出された。


? 「どうもー。初めましてになるかしらね?我々は、地上のこと見守ってるから、そういう感じはしないけど。」


? 「ちょっと。名乗らないと駄目じゃない!あ、私は食物神豊宇気毘売神(とようけびめのかみ)よ。ああ、大宜都比売神(おおげつひめのかみ)とか保食神(うけもちのかみ)って名もあるから、好きなので呼んでいいわよ。太郎ちゃんの先祖ね。」


? 「あ、忘れてた。ごめんごめん。私は、天宇受売命(あめのうづめのみこと)よ。同じく太郎ちゃんの先祖ね。」


根田 「ご先祖様のご尊顔を拝謁でき、感激しております。不出来な子孫にご連絡をくださり、感謝いたします。」


天宇受売命 「堅苦しい話方しなくていいわよ。先祖なんだし。まあ、親戚のおばあちゃん的感じ?」


豊宇気毘売神 「親戚のおばあちゃんは嫌ねぇ。親戚の綺麗なお姉さん的ポジションかな?」


根田 「未熟な自分にお気遣い感謝いたします。ぶしつけでありますが、ご連絡くださったのは、例の許可(・・・・)の件でしょうか?」


天宇受売命 「うーん。堅苦しいわねぇ。太郎ちゃん美女の前で緊張するタイプだもんねぇ。仕方ないか。よし!お姉さんアドバイスしちゃうぞ!女性に対して硬くしていいのは”アレ(・・)”だけだから。」


豊宇気毘売神 「ちょっと何可哀相なこと言ってんのよ!太郎ちゃんの今の肉体はアレ(・・)でしょ!男性不能(インポ)!!あ、みんなの前で、ごめんね。」


根田 「お二方とも皆の前で、下ネタは勘弁してください。豊宇気毘売神様、自分の肉体は不老不死の不死身で、子孫を作る必要が無いことから性欲が無いだけで、男性不能(インポ)では、ありませんので、お間違え無きように!決して、男性不能(インポ)では、ありません。重要なことなので2回言いました!」


豊宇気毘売神 「いやーね。ちょっと間違えただけ。まあ、ニアリーイコールってことで。あ、例の許可ね。もう全然OKだから、それどころか八百万の神々揃って、同情してるから、プレゼントあげちゃう!万年青に送るから、時空間収納に転送されるはずよ。」


天宇受売命 「ごめんなさいね。太郎ちゃんの肉体の特性忘れてたわ。私からもプレゼントあるから!裸芸免許皆伝あげちゃう!これがあれば、効果的演出できるから!」


ニアリーイコールじゃねーよ!

効果的演出?嫌な予感しかしないが、お二方ともご先祖様で、高位の神様だ。

例の許可も頂いたし、お礼を言わなくては。


根田 「例の件の許可ありがとうございます。プレゼントまで頂けるとは、恐縮です。しかし、次元間を移動することで性質が変質しませんでしょうか?自分がここに来ることになったアイテムは、変質していましたが。」


豊宇気毘売神 「その辺は大丈夫!次元移動用の神的結界空間を作って神界で受け渡しすれば、問題ないから。」


根田 「エレー様が創った、自分が来ることになったアイテムは、その方法を取らなかったのですか?そのような結界は使用していないようですが。」


天宇受売命 「あ、アレ?アレはねぇ、異臭がするでしょ?神界間移動ダメってことになったので、地上間で拠点作ってやり取りしたから変質したの。太郎ちゃんが手にした時は、一応、口にしても大丈夫にしてたのは本当よ。蓋開けた時までに変質が進んだのよ。アレの後始末も大変だったわ。」


豊宇気毘売神 「そうね、大変だった。瘴気の影響浄化するのに一週間掛かったもんねぇ。拡散まずいし、封じ込めて浄化するのは、時間かかるから。異臭がひどかったし。」


根田 「お二方とも浄化作業に参加されたんですか?しかも一週間。自分は、こちらに来て目覚めてから一時間程度でエレー様が来られたので、三時間程度かと思ってました。」


天宇受売命 「ああ、それは、魂が次元移動して、新しい肉体に定着するまで一週間程度かかるから、作業が終わったのと同じぐらいで、安定したのね。主神は、自分の世界の情報とリンクしてるから目覚めてからの時間がわかるのよ。」


根田 「なるほど、そうだったのですね。神々のお手を煩わしたようで申し訳ありません。」


豊宇気毘売神 「謝る必要はないわよ。こっちの都合でやったことだし。太郎ちゃんの方が可哀相なんだから。」


根田 「そのようなことは。エレー様他皆さんに親切にされていますから。日本の神族の一柱として、恥じぬよう頑張ります。」


天宇受売命 「そんなに気を張らなくていいわよ。何かあったら、八百万を頼っていいからね!天照大御神様の許可も貰っているから!」


豊宇気毘売神 「何時でも連絡しなさい!助けてあげるから。仕事は自動化してるから、時間の余裕あるから!あ、何か質問ある?」


根田 「特にありません。プレゼント感謝します。確認したら、お礼の連絡は、どちらにすればいいでしょうか?」


豊宇気毘売神 「お礼なんかいらないわよ。その分の時間で、そちらの世界の理解を深める方がいいわ。仕事の質問で無くてもいいわよ。」


根田 「では、八百万の神々の皆さんに大変感謝していたことをお伝えください。あ、一つだけ質問させてください。豊宇気毘売神様は、他の名があると言われましたが、先ほど出た神の名は、大宜都比売神も保食神も他の神に殺された神では、無いのですか?」


豊宇気毘売神 「ああ、不思議に思うよね。神話にあるもんね。アレはねぇ、肉体をいくつか用意してるのよ。穀物とかを授けるためにわざと殺される用のやつ。そのための名前も用意してるの。殺されるための演出すごいでしょ?我ながら演技派だわ。」


根田 「そうだったのですね。思慮の足りない自分では、考えつかない方法です。」


天宇受売命 「豊宇気毘売神、そろそろ終わりにした方がいいんじゃない?神と人は違うんだし。人が神の会話に立ち会うのは、消耗するはずだし。」


豊宇気毘売神 「あ、そうね。人がいるの忘れてたわ。じゃあ、太郎ちゃん頑張ってね!」


天宇受売命 「太郎ちゃん、困ったら連絡するのよ!創造神エレーの世界の子よ、わが子孫の加護あれ!さらばだ。」


根田 「本日はご連絡有難うございました。こちらで困らぬよう精進いたします。それでは、失礼いたします。」


頭を下げて見送った。モニターは、自然にOFFになったのか消えていた。

光華さん他、聖光国の皆さんが注目している。

光華さん以外は、やはり消耗したようだ。回復しておこう。

全員全回復するイメージで範囲魔法を発動しておいた。回復したようだ。

全員興味津々の目だ。

ご先祖様言っちゃいけない情報出したからなぁ。

コメントしずらいわ。

はぁ。気乗りしないが、説明して、打ち合わせだ。

台風連続すんな!

台風連続すんな!

大事なことなので2回書きました。

後片付けで仕事にならねーよ!

作品もかけねーよ!

まあ、読まれてないんですけどね。

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