第一話 怪しき調味料
処女作です。
ノープランで書いています。
不定期更新になります。
ゲテモノが出てきます。苦手な方は、ご退室お願いします。
未熟者のため乱文乱筆にて失礼致します。
真面目・お人好し・いじられ者の根田太郎45歳は、その名前から、何をやってもネタ扱いされるという不幸なおっさんである。
真面目で仕事もできる方なのだが、何をやってもネタ扱いされるせいで、ストレスから体を壊し、仕事を辞めて家業の農業を継いでいるのだが、彼のストレス解消方法が少々変わっていた。
それは、彼の趣味でもあるのだが、ゲテモノと言われるものを食べたり、怪しげな商品を試してみたりと普通の人から呆れられるようなものだった。
体を壊してからは、ゲテモノ食は避けていたのだが、ある時何を考えたのか怪しげなものを入手するために、アメ横を徘徊し調味料「藻埜随喜」(根田は、この時「ものずいき」と読むのだと思っていた。)を中華食品店で発見した。
調味料に書かれた説明は、根田が購入せずにはいられない文言の数々があった。
「究極の味(美味いとは、書いてない。)異次元の香り(良い匂いとは、書いてない。)未知へ扉が開く(異世界へ行くためのアイテムのわけがない。)」などと胡散臭く怪しくて、いかがわしいオーラと存在感を放っていた。微妙におかしな日本語も味があった。注:カッコ内は根田の心証です。
絶対に入手しなければならないという神の啓示のような感覚があり(胡散臭い文言にひかれて)、根田は吸い寄せられるように、調味料「藻埜随喜」を手にした。
「藻埜随喜」は未開封にもかかわらず、ヤヴァイ臭いを周囲に振りまいていたが、迷わず購入した。
購入はしたものの、良く確認していなかったため、容器を観察しようとしたところ、店主に「用が済んだら帰れ。」と追い出された。
根田は『やっちまった。ノークレーム・ノーリターン商品か。まあ、いい。ヤヴァイ臭いはしているが、値段は、税込み30円だったし、電車賃のが高くついたな。』と思いながら、移動中に炸裂する危険性を考慮して(炸裂したら確実に事案発生)、密閉容器を雑貨屋で買い、調味料「藻埜随喜」を入れて帰宅した。
お読みくださり、ありがとうございます。
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忙しいという表向きの理由もあるのですが、作者は、ヘタレの為、都合の悪い感想は、見なかったことにします。