そこそこね?
ええそうです。かなり久し振りの投稿です。しかもいつも通り短いです。
いや〜結構狩れたな〜
俺の足元には俺に討伐された5匹のドラゴンがいる。
それにしても、こうやって生き物を殺したのに特に罪悪感がないなぁ…
異世界にきて耐性でも付いたのか?
まぁ流石にこれを人に置き換えたら無理だと思うけどな。
「おーい、マモル大丈夫か?」
「大丈夫です!ケビンさんも大丈夫ですか?」
「おいおい、俺を誰だと思ってるんだよ。仮にもこの帝国の中で最強の隊のメンバーだぜ?」
マジかよ!こんな、いかにも優しそうな感じなおっさんが帝国で1番の隊に入ってるのかよ!?
いや、優しいからもしや騎士的な意味で入ってるのか?
「ちなみに、ケビンさんはこの30人位いる隊の中でどの位の強さなんですか?」
「この中だと上位の方だと思うぜ?まぁ、帝都に残っている奴らも入れるとかなり下がっちまうんだがな…」
へぇー、ケビンさんは要するにこの隊の中で 『そこそこ』 強いって事だね。
うん。
「ほっ…」
「何だその、俺が弱くて良かったみたいな感じは!?」
「いや、ねぇ?うん。」
「目が泳いでるじゃねぇか!」
「おい、ケビン!ダラダラ喋ってないで出発するぞ!」
「わかったぜ、おやっさん!マモルも早く行くぞ!」
「はーい!」
「マモル、あともう少し走れば、カヤパスの町の近くの森に着くから、ある程度夜営の準備はしておけよ」
「わかりました、ドムさん」
カヤパスの町か…
この世界に来てから初めて町…
何とかして町の方に行ってみたいな…
と、思いつつ馬車に乗り込む俺であった。