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学園ミュージカルディゴ  作者: 多那彼方
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プロローグ

最初の投稿は1章が終わるまでを投稿し、そのあとは毎日更新します。

駄作ですが、よろしくお願いします。

プロローグ


子供が転んだ。

ただそれだけの出来事に私の身体は、口は凍りついたように動かなくなる。

思いだしてしまった。想像してしまった。重ねてしまった。

「ッぁ――――」

最悪だったのは、それが歌い始めだった事。

流れゆく音楽。私に集まる視線。

視線視線視線視線視線視線視線視線視線視線視線視線視線視線視線視線視線視線――

観客はずっと味方だと思っていた。

舞台には味方しかいないと思っていた。

流れ続ける音楽。背中に感じる重圧。

ズレて行く

私と舞台がズレて行く。

離れる距離が私の身体を凍らせた。

――恐い

視線が恐い。歌うのが恐い。歌えないのが恐い。

そして何より、

客席から感じられる強烈な視線。

彼女の想いが恐かった。


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