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7話 これから

「お嬢様、どうします?」

「どうするっても、戦うだけでしょ?」

「そうですけど、もしかしたら戦ってる途中にコグアナ軍にも狙われるかもしれませんよ?」

「確かに…!頭いいな」

おい…!おい!考えてなかったのですか!?

どうしよう。さっきまでの安心感が一気に崩れ去ってしまった…。

不安で不安で仕方ないです。

「まぁ、どうにでもなるって」

「そういうものですか?」

「うん。そんな簡単に転生して死んだら神様を殺す」

「顔がマジですね。神様逃げて下さい」

「ははははは。もー冗談やーめーてー」

「棒読みやめて下さい」

「ごめんごめん。でも明日には知られてるだろうしね」

「ですね」

「今日は戻るね」

「はい。分かりました」




はぁ…どうしよう。

多分、監視されてるだろうから変な真似は出来ないんだろうなぁ。

本当にどうしましょう。

「ボンドエル…君」

「エルワンさん、その様子だと聞いたんですか?」

「うっ、うん…」

「そうですか。お風呂どちらが入ります?」

「ボンドエル君から入ってよ」

「はい。分かりました」

はぁ…怪しまれてるな。

どうしようかな?

どうしようも無いけど。

「ボンドエル君!!」

「なんですか?」

「えっと、これからどうするの?」

「あぁ、一緒にルリシア王国に戦います」

「えぇ!?」

「国王陛下に騙されておりましたので復讐です」

「そ、そう」

…復讐か。

確かに何でそんな事したのかは分かりませんが陛下の考えで誘拐して何かあった時助けてくれると僕は思ってしまいます。

お嬢様は確かに前世のご両親の方が思い入れがあるかもしれませんが陛下にも多少あるのにあんなに平然に…。

陛下にも年上の召使いに愛され慕われていなかったのは敵の国の姫君だったからとは。我が儘だったのもあると思いますけれど。

前までのお嬢様は我が儘放題でよくある悪役そのものでしたけど今のお嬢様はシャキッとしていて、でもどこか抜けていてかっこいい…王子様のような…。

背は140cm台でギャップ萌えというものなのでしょうか?

こんなに僕が嫉妬深いとは…

他の方にお嬢様がお話するだけで切り刻んでやりたくなるなんて…!

忠誠心とは怖いものですね。

「うぅぅぅぅ。最低だ」

取り敢えず強くならねば…!!

運動量もっと増やしますかっ!!

お嬢様を一人で守れるだけの器になればお嬢様も僕の事…

ん?僕の事なんか見なくても別にうん。

取り敢えず強く、たくましく……!!!

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