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始まりの街

おはこんばんにちわ

皆さん読んでくれてて安心そして感動


頑張って貯めて投稿します



「・・・うっわ、活気あふれるというかなんというか・・・」


「うるさいよね」


風音が薄い薄いオブラートに包んで言った言葉をストレートに口に出す天地


それもそのはず、始まりの街・・・入ってすぐの商店街には活気というより、慌ただしさと喧騒で満ちていた



[ちょっと、そこのあんたたちどいてくれよ!!!]


[道を塞がないで!]


おばさんやらおじさんやらが紅凰たちの方に駆けてくる

が、ここでどいてやる紅凰たちではない


ふ、と笑って3人で完全に道を塞いでしまう



「ねー、おじさんたちは何でそんなに慌ててるの?」


[何って、知らねえのか!!2日後に魔物が押し寄せるんだぞ!!!]


「詳しく説明して?」


[そんな時間はねえんだ、ほかのやつに聞いてくれよ!!!!]


「早く教えろよ《ピー》」


しびれを切らした天地が規制用語を発言してしまった

天地は、短気だ


すると突然素直に話し始めるおじさん

が、頬に一筋の汗が流れている

怯えているようだ。当たり前だが


[さ、最近魔王が・・・生まれたらしい]


「魔王・・・ファンタジーの定番やの」


[その魔王のせいで魔物が活性化してるんだよ]


どうやら、魔王が生まれ、そのせいで魔物が活性化

知能を持った魔物まで生まれ、その魔物がその他の知能を持たない魔物を引き連れて街を破壊、蹂躙しにやってくるらしい


なんとも恐ろしいものである


が、紅凰たちは涼しい顔である


「大丈夫、もうすぐ風音たちみたいなプレイヤーが魔物たちを倒すためにこの街に沢山やってくる。だから安心してこの街で待ってな」


風音が住人を安心させる言葉を言った


まぁ、適当に言った言葉だろうが、それでも街の人間を安心させるのには十分だ


[ほ、本当なのか・・・!おい、みんな!!]


そのおじさんは走り回り、たくさんの人にその事実を告げてゆく


そのおかげでこの街の騒がしさは少しずつ消えていった



「・・・ふーむ、一番最初のイベントかな?」


「そうよね、で・・・どうする?」


「そりゃあレベル上げでしょ、紅凰は矢を買ってきな」


「あーい」


「うちもスクロール買ってくる」



風音はその場で待機、紅凰と天地はそれぞれのほしいものを買いに行った




____



「・・・買ってきましたぞー」


「こっちも結構いいのがあった」


「ん、じゃあいくか」




3人が合流し、敵のポップするマップへ進む


この頃にはほかのプレイヤーも続々とログインしてきていた



「プレイヤーが結構インしてるー」


「そりゃ、うちらだけじゃないでしょ」


「んじゃ、風音たちは普通よりちょっと上の狩場に行きますか」


「「賛成」」



3人はパーティ申請をしつつ、スライムではなく、ゴブリンのポップするマップへと進む


プレイヤーたちはスライムを狩ろうと街の東へ向かうが、紅凰たちはその反対、西へ歩いて行った



が、彼女たちは自分たちの認識が甘かったことを知るのである






美女発見スレ


001:みーたん


うえーい、お前ら、美女美少女を求めてるかああああ!!!




002:るるこ


うおおおおおおおおおお!!!




003:闇夜のオオカミさん


美少女prpr(*´д`*)




004:ああああんこ


どうでもいいからはよ。美女はよ!!!




005:みーたん


よし、では目撃情報から行くぞ


俺がインした草原に・・・金髪のロリ幼女がいたあああ!!




006:うどん


なん・・・だと?

幼女が、幼女が参加しているというのか・・・




007:麗華


女の私が目撃情報

レベル1のプリ装備の私がスライムにやられそうになってたら・・・黒髪のお姉さまが助けてくれた!!!




008:SOS


お姉さま!!




009:みーたん


お姉さま!!




010:ああああんこ


幼女!!!!




011:るるこ


お姉さま!!


私も女だ、そして目撃

街中で美人ばっかのパーティ発見!!!




012:闇夜のオオカミさん


それ俺も発見した

ゴブリンの森の方に向かってたわ


強いんかな?




013:るるこ

012<

いや、まだ全員初期装備だった

チートってのもなし。チートに対しての罰則すごいからこのゲーム




014:うどん


なのにゴブリンかよ・・・ぱねぇ

なにより美女!!!!!!




015:SOS


情報見た瞬間帰還石使って戻ってゴブリンの森行ってきた

SOSしたが誰も来ないので


奥を確かめるまでもなく死んだwwwww




016:麗華


名前の通りになってるしw




017:みーたん

015<

お前勇者だわマジでwwww


彼女たちも気になるが・・・ほかの美女も気になる!

目撃情報、次!




_________




146:ころもち


このスレすげぇ、できてからここまで来るまで早いwwww




147:

146<


それなww




148:SOS


やべぇ美女探してたらスライム平原のボスゲート発見

ボス発見スレ作る




149:みーたん

148<


なんというミラクルwwww

はよ作って情報うp頼んだ


美少女について語るわ



____



____




「・・・うぇっ、ダメージでか!!」


「ちょ、かすっただけなのに!」


「おっつ・・・ダメージ通らないな」



只今3人で2匹のゴブリンを相手にしているわけだが・・・

かなりやばい状態だった



紅凰の矢はバッチリ当たる、風音の刀もあたっている

天地の魔法も全て当たる、当たらないわけがない


が、いかんせん敵の防御力と体力が厄介だった

紅凰たちの攻撃力が低いのもある


つまり、ダメージが全く通らないのだ



「はっ、面白いじゃん・・・本気出しちゃるぞー」



紅凰が気合を入れるために雄叫びを上げた

狼の耳もぴこぴこと動き、しっぽの毛が逆立つ



「・・・うち、げきおこ」



天地の目が赤く光る

笑った口元から鋭い牙が覗いた



「ん?みんな本気出すん?んじゃ、風音も」



風都のトカゲの目が大きく開き、ウロコが何かの光を受けて反射する、

その瞬間、3人の動きが大きく変わった


紅凰は先程から3本ほど一度に矢を放っていたが1本に切り替え

天地はなんと、魔法を放ちながら杖で殴打

風音は横に振るだけだった刀に前後の移動も付け、刺突を加えた



すると、ゴブリンに入るダメージが前よりも上がった


・・・まぁ、微々たるものだが



「こんなとこで死に戻りするか!!」



3人の心が今一つに・・・!!


少しかっこよく言ってみたものの、3人とも心の中はゴブリン叩きのめしたい、である


まぁ、少しゴブリンに殺意を抱いた程度だろうか

恐ろしい3人組だ



____



とん、天地がゴブリンのそばから離れた

それを見た2人は自分たちも素早く離れる、何が始まるのかわかっているのだ



「・・・チートスキルの威力を味わえ《ピー》ども!『炎の大波(フレアウェーブ)』」



少し規制用語が入ったが、天地の魔法は凄まじかった


離れているのに感じられる膨大な熱量、空気すら蒸発してしまいそうだ



「うわ、あっつ、あっつい!!」


「汗が蒸発・・・!って、でないわ」


「うん、うちのチートスキル怖い」



こうして3人は無事ゴブリンを倒すことができましたとさ・・・



―ピロン


「ん?」



―ピロン


「風音の懐から音が聞こえる」



―ピロン


「いや、うちからも聞こえてるから」



・・・―ピロンピロンピロンピロンピロンピロンピロンピロンピロ



「なんですのん」


「・・・ステータス」



天地がつぶやき、自分のステータスを確認した

そして白目を向いた天地



「・・・このゴブリンは一体どんな経験値してんの」



天地に習い、風音と紅凰もステータスを呼び出した



「うわ、レベルが7になってるんだが。ウケる」


「ひえー、ゴブリンさん美味しくいただきますた」



顔を見合わせた3人は・・・ニヤリ、笑みを交わし、ゴブリン狩りを続けた



「うおおおお、最初と違って矢が刺さるんですけど」


「うんうん、ただのファイヤでもダメージが通ってる」


遠距離2人はのんびり、しかしサクサク敵を沈めている


ただひとり近距離戦をする風音はひたすら無言で、時折スキルを使いつつ効率よく敵を葬っていた



今回は掲示板を入れてみました


スレみたいに日時とか付けるのめんどくさかったのでシンプルです


そして、ゴブリン倒す時の紅凰たちの本気モードについては雰囲気です

雰囲気で入れただけなので、覚醒とかそういうのではないです


紛らわしくて申し訳ない


ところで皆さん、私は0時ではなく1時に更新していることを知ってますか?

まっきーの最新話は1時ですよ!!!

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