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カラフルすぎる建物!?

王様の名前とギルドマスターの名前が出なかった…。

俺たちは今、ギルドの前にきている…。

たぶん、ギルドだと思う…


「ここまでカラフルな建物見たことないわね~」


リンが言った通り、建物がもの凄くカラフルなのだ。赤色や黒、茶、青、黄緑、緑、黄、藍、朱、紫などなど…


町では、この場所だけ、KYな感じがただよっている。


「入るのに勇気がいるな…」


「そうね」


「い、行きましょう!」


チャランチャラン♪


「ヘイ、いらっしゃい」


「…。ギルドと間違えましたー!!」


俺らが、帰ろうとすると、


「待て待て、ジョーダンだよ。ここが、ギルドというのは本当だよ。普通気付こうよ!!ここは!」


「いや、初めて入った場所で、いらっしゃいなんて言ったら、普通は気づかないだろう!」


「すまんかった。つい癖でな。で、若いのにギルドに何のようだ?」


さっきまでの悪戯好きの子供ような顔が、厳しい顔に変わった。


「ギルド登録したいんだが、あんたがここのマスターで、間違いないか?」


「……なんでそう思うんだ?」


「修羅場をくぐり抜けてきたみたいな顔してたからな、すぐに気づいた」


「…。そうか…よく見ているな。確かに俺は、ここギルドマスターだ。まぁ、登録したいなら、向こうにいる受付嬢にいいな。お前なら、俺が認めてやる」


「そうか、ありがとうな。ついでに、こいつらもいいのか?」


「う~ん。女の子は、心配だなぁ。初めて見たなー珍しいなエルフなんて、てか、まじこんな可愛い娘いたら、いいなぁ~」


「あ、あの、えっと。これでも強いんですよ。わたしたち…」


「エルフが強いのはわかる。だが、まだ子供だろ。それに、そっちの女の子は、力があるとは思えない。」


「あら、それは私のことかしら…なら、このギルドで一番強い方と勝負してもいいわよ~ねぇ、いいでしょう。鎌夜」


「リンがいいならいいが、あまり相手を虐めすぎるなよ」


「おいおい、本気かよ!!」


「当たり前よ。さぁ、ここで一番強い人を出てきなさい!!」


「さっきはどうも。面白い話してるね。俺の本名は、Aランクのゴーザス・ルディスだ。一応、第一番隊隊長をしている。二つ名は 槍使いの紅蓮炎だ…

どうだ?俺と勝負しないか?」


その男は、さっき門番をしていた男だった。


口調変わりまくり、


てか、名前やっぱり偽だったか。てか二つ名どんだけ中二びょ…

俺は、そのあと見てしまった…嘘が嫌いな、リンの極上の笑みを…。


「くすっ…、ええいいわよ。やりましょう。闘技場などは、ないの?」


「ギルドと言っても、そんな金あるかよ」


「では、外に出ましょう。鎌夜、結界よろしくね♪わたし少し暴れるから♪」


「はぁ…言うと思ったよ。了解です」


「君たちの実力が知りたいから、少し本気でいくぞ」


「少しじゃなくて、本気で来ないと、負けるわよ~あと、わたし嘘つく人嫌いなの。だから、そういう人達がズタズタにされるのを見ると、楽しくて、楽しくて、つい…殺したくなっちゃうわ…」


リンの最後の一言で、ギルド内に殺気が充満した。


さっきまで、騒いだり、酒を呑んでいた者たちは、殺気に気づき全員が、こっちを振り向いた。


「くすっ、さぁ…ヤり合いましょう。」


「殺すなよ。俺が治せる範囲にしてくれ」


「仕方ないわね~、じゃあ、あなたが治せる範囲まで、いたぶってあげる。外に出るわよ」


「わかった。ギルドのおっさん。外でするが、見に来るだろ?」

俺が声をかけると、すぐにおっさんは笑い出し、あぁと答えた。


「あのお嬢ちゃん、すげぇーな。それに、あんたたちも間近に居たのに、殺気を感じても、普通にしていて、しかも、治癒魔法使いか…。治癒魔法使いは、この世界で、三人しか見つかってないはず、これで、四人か…。」


「いや、リン…今から戦う奴も出来るぞ」


「なっ、まじかよ…」


「じゃあ、見に行くかね♪まぁ、結界は張ったけど、あいつキレてるから、結界破壊しそうだなぁ~」



「面白そうなことをすると言うから来たんだが…今から、何があるんだ?」


「あ……、今から、国王陛下の側近と女の子が勝負するんですよ。」


「ふむ、それはかなり楽しそうだな。ギルドマスターお主も見に行くのだろう。」


「はい。この子たちも…」


ギルドマスターの声が変わったことに気づいた俺たちは、たぶんこの男が国王陛下だということにも気づいた。


「俺の名は、レンヤ・ソウジョウと言います。今から戦う女の子は、俺らの仲間のリンです。」


俺は、完璧な礼をとった。それに真似して、セランも挨拶をした。


「私は、エルフのセランといいます。私も彼らの仲間です。」


セランは、スカートの裾を少しつまんで、礼をした。


「…そうか。では、見に行こう。敬語などいらんからな…」

と言ってきた。


俺は

「そうか。助かった」

と言った。


ギルドマスターとセランは、何か言いたげだが、言わなかった。


「くっくっくっ、それでいいぞ。では、行こう」


「そうですね」


そして、俺たちは、リンたちの戦いを見に行くため、外に出た。


「鎌夜、おそい~。早くしようよ~♪」


「あぁ、結界なら、張ったぞ。」


「鎌夜は審判なのー」


「あぁ~、そういうことか、わかった」


俺は、二人が居る場所の真ん中にでて、コインを出した。


「このコインが落ちたら開始でいいか?」


「了解」


「わかった~」


俺は二人の返事が合った後、コインをチリンと鳴らし、上に上げた。


コインがまた上げたときと同じようにチリンと鳴って、落ちた。



次回は、勿論戦いです。

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