可愛い子には毒がある!?
サブタイトルは 大雑把に決めているので あまり気にしないでください。
「セラン。ここら辺で、宿を探しておきましょう。」
「あっ、はい。そうですね。」
「なぁ、そこの可愛いお嬢ちゃんたち、俺らと遊びに行かないか~」
「セラン。あの宿はどうかしら?値段も良さそうだし、レンヤが気に入りそうな宿だけど…」
「良いと思います!レンヤも気に入ってくれると良いですけど…」
「お前ら、俺らを無視してんじゃねぇよ!!」
「レンヤまだかなぁ~」
「そうですねぇ。おなかペコペコです…」
「お前ら…ぶん殴ってやる」
いきなり後ろから人影が出てきた。
「遅くなってすまんな」
「レンヤ本当、遅い…。おなか減りまくり」
「わたしもです」
「あぁ、すまんな。で、いい場所見つけたか?てか、誰こいつ?」
「知らないわ。勝手に喋っていたから、独り言と思って無視してた。宿の場所はここよ」
「リンが無視してたので、私もしてました。この宿値段も良さそうだし、雰囲気も良さそうなので、ここにしました。(レンヤが気に入りそうだから、ここにしただけですけどね)」
「そうか。こういう場所は結構好きだな~。ありがとうリン、セラン。あとこれからもこんなことが遭ったら、殴っていいからな~こんな感じで…」
「は、離せ。てめぇ調子こいてんじゃねぇぞ」
ボキッゴキッた、たすけ、…て、く……れ
ギャアアアア
「はぁ~い。セランはわたしが守るわ~」
「では、私は後ろから援護します」
「ま、俺がいるときは俺がやってやるがな…」
「じゃあ、早く宿に行ってご飯食べよー」
「はい」
「そうだな」
チリリン♪
「いらっしゃいませー」
「宿空いてますか?」
「はい。三名様ですね。一人一部屋と二人で一部屋でいいですか?」
「あぁ、それでかまわない」
「何日の滞在ですか?」
「まだ、決まってないがいいか?」
「はい。では、一人一部屋は202の部屋です。二人部屋は203の部屋になります。部屋は近い方がいいと思うので、隣にさせてもらいました。あとは、あとで食事を持って行きます。」
「ああ、わかった。ありがとな」
笑顔で、返事をすると、店員さん顔真っ赤だな…
「顔赤いが大丈夫か?」
「はっ、はい。大丈夫です///では、案内します」
「いえ、大丈夫ですよ。場所は行けますから」
「そうですか?一応言っておきますが、二階にあります。私はだいたいここにいるので、なにかあれば声をかけてください」
「あぁ、ありがとな」
「じゃあ、いきましょセラン、レンヤ」
「はい。」
「あぁ、んっ?あぁ、なるほどな~店員さん今からすぐ俺たちを訪ねてくる人がいるが、来たら俺たちのとこまで案内してくれないか?」
「わかりました。あと、私の名前はスーランです。ランと読んでくださってかまいません」
「あぁ、わかった。では、よろしくなラン」
「はい」
「リン、セランはしゃぐなよ。」
「わかってるわよ。…来るんでしょう?」
「誰がですか?」
「あとでリンに聴いといてくれ。」
「わかりました~」
「では、もう部屋に入ります」
「あぁ、おつかれ」
「レンヤもね」
「あぁ、リンは来たときに、心を聞いといてくれ」
「了解」
そして俺たちは、自分たちの部屋に入っていった。
ふぅー、つかれたな…。
王様が来るまで結界張っといて寝とこうかな~。
……zzz。