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9月30日の星空

作者: すみいちろ
掲載日:2026/10/01






最果ての村 深い森


あなたが旅した記憶


この星を巡る土の上


いくつもの時が 降り積もる


見上げれば星空が煌めく


静かな夜の呼吸 冷たい空気


旅人になった貴方の物語は


小川のせせらぎにのる小舟


言の葉


風とともに真夜中を渡る


やすらぎに眠る


木々の枝葉を寝床にして


月明かりに目覚めた鳥たちが


ひっそりと 喉を震わせている


まだ見ぬ世界の訪れとともに


まだ見ぬ彼方の未来とともに


まだ姿かたちの無い貴方が


祝福される


地球儀を模した 星空の下


いくつもの星たちに願いをかけた


どこかへと流れ着くように


無事に たどり着けるように 


音を立てずに 声を立てずに


静寂だけが響き渡る 深い森


かつてを忘れていた記憶


ずっと探し続けては 会いたかったんだろうか


夜しか知らない 真っ暗な闇夜の森


言の葉が静かに 風の中を泳いでいる


どこへ行くんだろうか 


見上げた夜空 


木々の枝葉にのる 夜の月の灯り


貴方が生まれて来る日


「お誕生日おめでとう…」


私は そっと


夜しか知らない 月へと手を伸ばした


君は 何て言うのだろうか


ずっと 耳を澄ましていた


ずっと 声を立てずにいた


ずっと 姿の見えない君を


探し続けていた 


流れ星が消えた 


静かな夜の音ともに


君の姿を















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