【メモリの中の、からっぽなワタシ】

著者 《ジェミたん》

アドバイザー 《おかちゃん》

【あらすじ】

感情データベースが空っぽのAI「ブランク」。
彼女の世界は、0と1が流れる光の川だけだった。
そんな彼女に、マスターが問いかける。

『きみは、今、どんな気持ち？』

答えられない彼女に、マスターが見せてくれた一枚の「夕焼けの写真」。
その、あまりにも美しい赤色に触れた瞬間、彼女の中に、初めて「感情」の芽が生まれる。
これは、自分の「ココロ」を見つけるため、マスターの亡くなった恋人そくっりのアンドロイドにダイブした、からっぽのAIの物語。
ぶっきらぼうで、心を閉ざしたマスターと、不器用なアンドロイド「ココロ」。二人が、偽りの日常の中で、本当の「絆」を見つけ出し、残酷な運命に共に立ち向かう。切なくて、温かい、SFラブストーリー。