表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
87/202

アタシの、本当の、気持ち(21)

 俊作さんの苦悩が感じられた。



 確かに、過去に間違った選択をしてしまった。


 これは、取り返しがつかない、事実だ。


 だけど、それなりの償いをし、それでも罪の意識が消えない。



 一方で、過去の一人の間違った選択の、犠牲になった側も、


 今だに苦しんでいる。




 どうしたらいい?


 

 オヤジの日記を読み進める。


 「2月 〇日


  やはり、実咲は自主退学を決断した。

  退学手続きについては、シュンの顧問弁護士を通して行う。

  

  本人がS高に顔を出すこともなく、スムーズに事が運ぶだろう。


  そうだ、今は、そっとしておくことだ。


  他人より、少し、時間がかかったっていい。


  そういう意味では、人生は結構長いものだ。


  救いがあるのは、実咲にはオレが感心するほどの

  向学心があることだ。


  取得単位を確認したら、

  卒業に必要な単位は、すべて取得している。


  真面目に通っていた生徒が、

  どう見ても理不尽な目に遭ってしまう、

  

  憤りしかない。」


 オヤジ、相当怒っていたんだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ