『辺境クラブ』は、楽しいよ(19)
『勉強の強度』って?
リコさんは、さらに続ける。
「勉強でも運動でも、
結局は反復練習によるパターン学習をどれだけの習熟度で習得したかで、
上達が決まる。
運動の場合、対戦相手がいるため、
いくら高い習熟度で習得しても、
自分より高いレベルに到達している者には負けるものだ。
つまり、いくら鍛錬を積んでも、きりがない。
それは、良い面、悪い面、両面ある。
良い面としては、人生を賭けて一生、追及していけるということ。
悪い面としては、
年齢により体力面で衰えていくことは避けられず、
ケガなどの故障は避けられず、
個人差にもよるが、続けるには限度がある、ということだ。」
ここで、一口、紅茶を飲んでから、リコさんは続ける。
「その点、勉強は、年齢を重ねることで、
かえって経験値を上げることもできる。
受験勉強でも、
1番を狙うのでなく、
ただ合格だけ狙う、
あるいは合格点がわかっていれば、
それに合わせて勉強すればいいということになる。
だが、それでは、『道』や『学問』の追求という生き方には遠く、
ただ『資格』が欲しいという物欲だけになってしまう。
勉強にしろ、運動にしろ、
最後はどこに目標を設定するかという、
『人生観』が大切なんだと、アタシは思う。」




