表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
49/202

『辺境クラブ』は、楽しいよ(3)

 4人して電車に乗り、古河に到着する。


 リコさんの車に、今日は4人で乗り込む。


 今日は月曜日、ミーティングの日だ。


 いつのまにか部長は私ということになってしまったので、

今日から進行は私が行うことになった。


 「皆さんに、新メンバーを紹介します。

  私と同じ大学で、

  同じ心理学専攻1年、小暮京香さんです。」


 「小暮京香です。

  心理学検定1級合格が目標です。

  よろしくお願いします。」

 まずは無難な紹介、詳しくはだんだん知られた方がいいだろう。



 正真正銘、私とともに女子だし、手札は最初から見せない方がいい。



 ちなみに、京香ちゃんがいないとき、私はリコさんに訊いたんだ。


 「ねえねえ、京香ちゃんみたいなタイプ、どう思う? 」


 「興味はない。」


 即答かよ。


 「えーっ、そりゃ京香ちゃん、かわいそう。」


 「アタシは、何人もの女性と付き合えるほど、器用ではない。」


 「そうなんだ。」


 「いつも言っているだろう。


  『オレはボインちゃんが大好きでな。』」


 こう言いながら、右目で一回、ウィンクすることも欠かせない。


 全くブレない男だ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ