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大学生活のスタート(13)
「『修道女』ですか、お淑やかな、いい感じではないですか。」
執事シュウさんが口をはさむ。
「なら、いっそのこと、
『修道女コス』をゴールデンウィーク明けにお召しになるのは
いかがでしょうか。
メイド二人をひきつれる修道女、絵になると思いますよ。
私、お許しがあれば早速、手配いたします。」シュウさんノリノリ。
ちょっと待って、だんだんこの人たちのワールドに飲み込まれて、いる。
でも、どこにも行けないし、
ちょっとこのノリにつきあっても、いいかな。
「わかったわよ。まずは1着だけよ。
ウケが悪かったら、元に戻すわよ。」
「元って、まさかジャージってことか? 」リコさん、がっかりしてる。
「そこまで戻してどーなる。
ユニクロあるじゃない、古河には。」




