もうこうなったら(11)
まあ、結構すすんでいるじゃない。
さすが、転んでもタダでは起きない男だわ。
朋香ちゃんは、リコさんの言葉を熱心にメモしている。
同じ英語教育専攻の1年後輩、のんきにしていられないし、
できれば英検準1級も取得しておきたい。
「英検準1級の勉強はどうしたらいいですか? 」早速食らいついてきた。
「用意するものは、『DUO3.0』(アイシーピー)
『英単語ターゲット1900』(旺文社)
『スピーキング大特訓』(Jリサーチ出版)
『DUO』は2級のときに使ったし、やり方も同じだ。
『ターゲット』は1501から1900までの400単語だけ、
発音と意味の音声データをダウンロードする。
『DUO』の音声データを4分割したが、
『ターゲット』も丁度4つの音声データとなっている。
1から1500までの単語のほとんどは『DUO』と重なるので、
週1回くらいのチェックでよい。
『スピーキング大特訓』も、2章、3章、4章をそれぞれ4分割だ。
それら音声、一日約50分弱の勉強を、
1次試験までに3か月以上は続ける。
ライティングに関しては、You Tubeの英検準1級対策の動画の方が
わかりやすい。
要約問題と、英作文問題それぞれについて、
自分がわかりやすい動画を選んで、
テンプレートをメモしたり、
繰り返し視聴するとよい。
それと、
準1級の初めての受験となるから、
総合対策本を好みで選んで目を通しておくのもよい。」




