表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
19/202

大学生活のスタート(7)

 ただ、こちとら普通に過ごしているつもりでも、

 なぜか目立ってしまう。


 講義中は、他の学生からの視線が、刺さる。


 講義のノート(例によって、科目毎のルーズリーフだ)を

 せっせと書くのだが、

 大学の先生というものは、

 あまり黒板に書きたがらんものらしい。


 だから、聴いたことをメモしていくのだが、

傍から見ていると、私の姿は異様に見えるらしい。


 右手に黒ボールペン、

 左手には修正テープ、

 凄まじいスピードでルーズリーフに書きまくる。


 とにかく恐ろしい速度で、

それに伴ってにぎやからしい。

ボールペンのペン先が、

紙にこすれる音が、

静かな教室に響くくらいだ。


 あるおじいさん教授には、

 「昔の棟方志功先生の版画を彫る姿を思い出したよ。」と言われた。

 (ムナカタシコウって、誰? )


 

 私は、『新入生代表挨拶』で、

 勉強第一を宣言してしまったらしい。

 (夢中になってしゃべっていたから、一言一句までは覚えていない)


 なんだか周囲からは『できる人認定』されたようだ。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ