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 「さて、種はどこにあるかな、買いに行こうか? 」と、私。


 「その前に、お店の視察が大切ですよ。


  予算を設定して、


  誰がお金を出すかもはっきりしないと・・・」と、朋香ちゃん。


 おっとりしているように見えて、結構しっかり者。



 「それはリコさんが言ってたよ。


  『辺境クラブ』のみんなのためになることなら、


  お金は惜しまないって。


  それに、もしお金を出さないって言ったら、


  私がおねだりします。


  『愛人』なんですから。」と、京香ちゃん。


 もう、今まであった悲壮感のようなものもない。


 情熱家なんだと思う。



 「それじゃ、予算申請するためにも、


  水曜に『コメリ』とか『ジョイフル本田』あたりに


  出かけましょうか。」と、私。


 「今日、100均に行くって手もありますよ。


  種や肥料、安く手に入ります。」と、朋香ちゃん。


 「えっ、100均でも売ってるの? 」と、京香ちゃん。



 「でも、びっくりしたわ。


  二人とも、結構やりたいことがあったんじゃない。


  大人しく、勉強しているだけかと思ったら、


  こんなに積極的だったとはね。」と声をかけたら、



 二人とも、にっこりしていた。


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