表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
164/202

それぞれの選択(3)

 「あんたら親子の話はどうでもよい。」華菜さんのお父さん。


 「あら、そうかしら? 」母さん、すかさず反応。


 「株主第3位の娘に、


  吉田家当主の息子さんの嫁候補の優先権があるとは、


  お思いになられませんこと? 」


 母さんの憎まれ口は、ここでも冴える。


 「もっとも、


  ここにいる女装趣味の変態息子さんは、


  会社もグループも、


  何もかも関係なさそうですけどね。」



 「というわけだ、愚息よ。


  そもそもオレは貴様に会社を継がせる気は、


  まったくない。


  そこの株主第3位の娘とやらと結婚しようがどうしようが、


  それでも会社経営を任せる気もない。


  大学卒業までは面倒をみてやるが、


  その後は好きにしろ。」


 俊作さん、売り言葉に買い言葉だな。



 するとリコさん、私を、


 いわゆる『お姫様ダッコ』にしやがった。


 「ありがてえ、


  ならば、勝手にさせてもらうぞ、


  オヤジ。」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ