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新しい活動(31)

 「ここまでだ。持ち場に戻れ。」


 リコさん、セリフは低く、短く。


 ただし、眼の『圧』は重く、鋭い。



 タケくんの方はしれっとその場から離れて建物の方に行ったが、


 華菜さんの方はまだおさまらない感じ。


 だけど、リコさんには逆らえない。



 また猛スピードで小山駅の本キャンパスへと走って行った。



 「全く、二人とも犬のようなヤツらだ。


  まあ、かえって扱いやすい。」リコさん、意に返さない。



 私たち、だんだんこの大学の中で、


 まるで『第3勢力』的な立ち位置にいる。



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