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新しい活動(9)
「はい、そうですが・・・」
いやあ、厳密に言えば『男』なんだけど、
とにかくこの子の迫力が怖くて、余計な事を言う余裕なんて、ない。
「あのなあ、アタシはねえ、
一度あの子に言っておきたいことあんのよ。
アンタらの話、聞いてあげる。
正直、女子バスケやめて、
『辺境クラブ』とか言うふざけた名のクラブに入るつもりはねえ。
だから、アンタらに協力するだけだ。
条件はたった一つだ。」
「何、でございましょうか? 」私、声が震える。
「『リコ様』とかいうヤツに会わせろ。
それが条件だ。
話し次第で、会ってやってもいいぜ。」




