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幸せとは、なんだ?(7)

 リコさんが仕切るが、

 食材を切るなどの下ごしらえは陽子さんに全部やらせる。


 「固い食材から切れ。

  にんじん、ピーマンが先だ。」

とか、

 「もっと細かく、火が通りやすくしろ。」


 人遣いは、はっきり言って荒い。


 だけど、口だけじゃないね。


 結構大きな中華鍋を大きく振るう。


 とじた卵をサッと入れる。


 あらかじめ温めておいたご飯を入れたらまた振るう。


 塩、コショウを入れる。


 私は味見係。



 できた。


 


 今日は4人で食べる。


 実に美味しい。


 でも、どこかで食べた味によく似ている。


 「誰から教わったの? 」母さんが尋ねる。


 「母です。」と、リコさん。


 「やっぱり。」と、母さんが言うので、「なぜ? 」と、私。


 「私も律子さんから、教わったのよ。

  焼き餃子も、チャーハンも。」


 

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