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レア マスト  作者: みつ
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スマホを所持していた俺は、

スマホで、それを知り、

ライブのチケットをゲットしようと、

奮闘した。

まだ、チケットをゲットできます!

とのサイトを見つけて、それに登録したら、

1月中旬の、そのライブのチケットをゲットできた。

代金は二月の頭に払ってくれ、との案内だった。

俺は、そのままに確かにチケットを得て、

ライブ会場に入れて、

それはノボルさんのライブを楽しんだ。

彼は、

ライブの箱が小さいから…とかで、

決して、そのパフォーマンスをセーブしたりしない…。

俺は、身体中でライブを楽しみ、

それは、その後の俺の色んなことに対する原動力となった。


あとは、支払いである…。

二月には必ずチケット代金を振り込んでください…。


俺は、そうした。

そういう取り決めであった。

それを遅延、遅滞したら、

二度と、今回のようにライブに参加できない…

というか、本当に俺には有難い話だった。

ノボルさんのファンクラブにも入っていない俺は、ライブに行きたい!と思っても、

ファンクラブ優先のライブ参加、確約の権利はない。


行きたい!と思い行けて、

そのライブは最高だった。

二月にはライブ代金を払ってください、というなら、

それは、もう忘れずに、しっかりと!である。


決して富裕層ではない俺だが、

そうやって己の生活を充実させていた。


 【何かに悩んでいる時は箇条書きでよいから、

それを書き出してみてください。】

と言われたようにした俺は、

悩みが完全に解決されなくても、どこか、ごちゃごちゃだったのが整理されていた。

今の生活の糧である仕事に俺なりに感謝できるのは、

その、やりがいを自然と見出せたからであった。


本人が幸せだと思うなら、回りの誰が何と言おうが、

本人は幸せである……という言い回しは、

結局は本人の心は、本人しか分からない…

というくらいに俺は捉えていた。


世界的な俳優が、

「なにか思うことがあるなら、その夜、眠らずに徹底的に、それに向き合うのよ!」という言葉を残していて、

それと別に、

「明日できることは、明日しよう!」という言葉もある。


そして、齢が、あまりいかずに世を去る人達を、

その理由を問わず、悲劇で不憫だと俺は思う節があった…それらを誰かに聞いてもらおう…とか思っても、

それらは哀しみを伴う…

俺は毎夜、就寝前に己だけで自由に考える習慣があった。

しかし、それを長くは行わない。

長く独りで、それを行うと結局、己にとって都合の良い考えに陥るからだ。


 俺と弟が暮らすアパートから、そう離れていないところが【セレブシティ】と呼ばれており、本当は、そんな呼び名ではないが(ちまた)では、そう呼ばれている。


俺が俺である所以だが、俺は、

生きることは無条件に素晴らしいと信じている。

それは、紙に書き出さない。

俺の、その根底は決して崩れないのだ。


「セレブシティに住む人は年収1000万円以上だ。」みたいなことを同僚から聞いたことがあるけど俺は、

ふうーん…となるだけ。

弟からも情報を得ていた。セレブシティのシンボルとして777ビルというがあった。そのビルには様々な現在、勢いの良い企業が各階にフロアで入っていた。

最上階が会員制のバーだった。

言葉そのままで会員しか、そのバーに入れなかった。

その下の会が展望レストランで、

そこは一年先まで予約でいっぱいだと弟から聞く。

それを弟から聞いた時、

俺は弟に言った。

「会員制のバーは別とし、レストランなら、【何としても、ここで食事をしたい!】と思うなら、ただ予約して一年、待てば良い♪」と。

弟は、そんな俺の言葉に笑った。

ただ笑い、それ以外に言葉は無かった。


もう随分前、ワイハに行った友達から話を聞いた。

ロコモコとかで腹一杯になった、その友達は、

連れと、晩飯を食べた店、付近の高層に構えるバーに行った。

連れは若かったらしく、

バーを出た時、

「お酒は普通で料金は、結構しましたね…。」

と友に述べた。

俺の友達は、連れに教えてあげた。

「ああいうところは雰囲気を楽しむところなんだよ。そういった意味では満点だったろ♪」と。


現在、俺は自宅にてテレビのバラエティー番組を見ながら缶チューハイを飲むことが一興である。


俺は一人では、まずバーに行こうとならない。


俺の生活に張りが、あり続けるのは、

【想い】からであった。


俺は現在パートナーは、いないが、

もし仮にパートナーが、

「展望レストランで食事をしたい♪」と言うなら、

それを叶えられる己で有り続けたかった…。

仕事に対しての、やりがい…とか決して嘘ではないが、

だから、働き続けるという、それなりの貯蓄を目指す俺が確かに、いた…。


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