人物設定メモ
◆十朱 桜文(シャーヤ)
最後の最後までステータス的なものをオープンさせることができなかった、平凡と普通を望む主人公。NOT聖女。
童顔で小柄。黒髪黒目。自己申告では一五三センチだが、本当は一五〇センチない。そして、これ以上伸びない。
母の死後、父の家に引き取られる。
顔や態度には出さないが、母の遺産を分捕った眞坂夫婦のことが大っ嫌い。もちろん高校で桜文の悪い噂を流した愛子も嫌い。
高校を卒業したら縁を切るつもりでいたところ、卒業式の三週間前に召喚された。
その後:異世界での言霊は一切効かなくなってからも、なんとなく幸運で強運。
同じ境遇でも心優しく穏やかなルイシャルトに絆されて、心の声と口の悪さは徐々に落ち着いていく。そして、そんな彼と結婚して三児の母になる。
なりたいと思っていた某ドラマ主演アラサー女優M様のような見た目にはなれず、もちろんキャリアがバリバリ風なウーマンの見た目にもなれず、どこにでもいるようなぽっちゃりを気にする普通のお母さんになって、大きな病気も怪我もせずに長生きして寿命で大往生する。ハッピーエンド。
◆ルイシャルト
黒髪黒目のクキュルレプス人。元伯爵家の長男。貴族籍を抜かれた現在は平民。
シンデレラ育ちで見た目が良く、炊事洗濯掃除が得意。
桜文が三十歳を過ぎるまでロリコン疑惑がかけられていた不憫な男。
その後:法改正がされ、平民が名字を名乗ることが許されてからは『トアケ』を名乗るようになる。
迷惑女により浮気なんてしてないのに浮気疑惑がかけられ、桜文に泣かれた時が人生で一番のドドド修羅場。桜文や子供達にそれを言うと笑われるが、本人としては全っ然笑えない。離婚されなくてよかった〜(泣)!
子煩悩でとてつもなく良い父親だが、娘の結婚相手にとっては厄介な頑固親父と化す。
◆眞坂 愛子
庶民に愛されしクヴィワルトの聖女様。兼、恋のキューピッド(※ただし、口がめっっっっっちゃ臭い)。
桜文とは誕生日が二十日違いの異母姉妹。一応、愛子が姉。
眞坂家で引き取ることが決定した時点では、桜文のことはそこまで嫌っていなかった。完全に母親の影響で、その三年後にはなかなか泣かない桜文にヘイトが溜まるまで憎むようになった。
異世界召喚されなかった場合、母と結託して桜文を貶める計画の実行を遂行していた。
その後:居もしないもう一人の召喚者の存在を口にして白い目で見られたり、自分の口臭に気が付いたりが原因で引き篭もりがちになる。
三十八歳没。死因は頭部外傷。記録には不慮の事故と記されているが詳細は不明。
◆眞坂夫婦
娘と預かり子の殺害の嫌疑をかけられるが、二人は異世界に召喚されたので当然そんな証拠なんてなく、未解決事件扱い。でも世間からは犯人扱い。
桜文への所業が週刊誌やネット伝いで暴かれて人生転落。
ネットのオモチャとなって、肩身五センチくらいで生きる。
◆伯爵家(ルイシャルトの元家族)
伯爵が詐欺に遭い、膨大な借金を背負い没落し、借金返済の為に一家で強制労働場送りにされる。
強制労働期間が二百年なので、生きて出ることはまずない。
ある日突然不幸になるが、桜文の言霊が原因の確率は低い。
◆鎧のお兄さん
妹の絶望的だった病気が完治した後、両片想いだった幼馴染と結婚して幸せになる(※妹を大事にする兄や姉は絶対幸せになる法則)。
桜文のその後を心配していたが、ある時を境に一切思い出さなくなる。
◆クヴィワルトの王子
金髪碧眼の顔面偏差値が天元突破してる美青年。ただし中身が伴ってないイケメン。
クズではなく、ただの短絡的馬鹿。
奥さんの尻に敷かれながら治世を敷く。
愛子のことが好きだった時期があるのが黒歴史。消したい過去。でもバレてるし、皆忘れない。
◆クヴィワルトの揚げドーナツ大好きキッズ達
自称大人のお姉さんと一緒に揚げドーナツを食べた記憶が、ある日突然なくなる。
◆大家さん
桜文に働き口であるパン屋を紹介してくれた、面倒見の良いガハガハ笑う系の肝っ玉母ちゃん。桜文の第二のお母さん。
◆ダイさん
大家さんの娘婿。年々腕と首が太くなる爽やかなマッチョお兄さん。
将来的に街で一番美味しいと言われる有名パン屋の店主になる。
◆大家さんの娘さん
桜文と同い年。八つ年上の近所のお兄さんを押し倒して既成事実を作った肉食女子。
作中では三つ子男児のママ。でも後にあと四人産むので将来的に七児のママになる。
将来的にガハガハ笑う系の肝っ玉母ちゃんになる(遺伝)。
◆騎士団長の息子
愛子の初代護衛騎士。騎士団長の息子という重圧に潰れそうな、小動物好きな心優しいゴリマッチョお兄さん。NOT脳筋。
聖女に優しくしてたのは、仕事だからであってそれ以上でもそれ以下でもない。
◆王子の側近の伯爵令息
幼い頃から馬鹿王子のお目付け役の尻拭い系不憫インテリ片眼鏡お兄さん。
婚約者とのお茶の時間が唯一の癒やし。婚約者大好き。胃痛持ち。
聖女に優しくしてたのは(以下略)。
◆男爵令嬢
愛子の世話係が一番長く続いた侍女。作中一番性格が良い。正ヒロイン系女子。
◆伯爵令息の婚約者
尻拭い系不憫お兄さんの婚約者。ほんわか癒し系のお嬢さん。
◆王子の婚約者の公爵令嬢
見た目が悪役令嬢系のド美女。ツンは強いがその分デレの威力が凄い。
◆石塚くんと梨里子ちゃん
美男美女。どうせ同窓会で再会して焼け棒杭に火が付く。
燃え上がれ。
◆トアケ家の長女
ジラドラン国王のご落胤である貴族と恋仲になり、大恋愛物語を繰り広げる……ので、パパがご乱心する。
外見中身共にルイシャルト似。
◆トアケ家の長男
剣と勇気と少しの野望で魔獣を倒し、勇者と呼ばれるようになる。
モテるが、幼馴染のパン屋の看板娘一筋。
外見のみルイシャルト似。中身が桜文似だからか、ちょっぴり(?)口が悪い。
◆トアケ家の次女
長女とは十歳差で長男とは八歳差の末っ子。クヴィワルトの騎士団長の次男(元ゴリマッチョお兄さんと元男爵令嬢の息子)に見初められる……ので、もちろんパパはご乱心する。
外見中身共にルイシャルト似。
今回は感想欄閉じさせていただきます。ごめんなさい。
ここまで読んでくれた方、ありがとうございました(^^)
お気に入りキャラは鎧のお兄さんです。モデルはうちのアシュレイくんです。