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思考の海  作者:
13/13


 J. S. Bach - The Well-Tempered Clavier, Book II - Glenn Gould

 を 聴きながら


 **


 ……真剣と言う言葉も……愛と言う言葉も……感覚で解らない と そう 言っていた 彼


 ……一度こちら側の思考を変えて、……相手が私だから、……感覚で解らないだけで、……私では不十分だってことなのかもしれない……と、彼からその言葉を言われた後に振られたと思うことにして、友達になった……のです……が、……その3日後に彼から、……こちらからは、連絡をしていないのにも関わらず、好きな方がいてるから連絡して来ないで と、朝の4時前に言われて ……あまりにも驚いて、7時前まで既読スルー状態のまま、朝、幸せになってもらえることを願っています と 送ったけれど


 **


 ……感情はぐちゃぐちゃのまま ……結局色々言っていたことは全部嘘で、本音はただの身体の関係が必要だったぐらいの感覚だったのかなって ……ただ、それならもっと私のようなタイプではなく、容姿にも優れた方を選べばよかったのに ……それにそんなあたかも誠実を装ったような嘘で固める意味も解らなくて ……結局最初から最後まで嘘か って ぐちゃぐちゃだ ……私には やっぱり、男の人は、よくないのだろうな ……もう力が抜けて 気力がない 


 **


 ……もう、……今更、事実を追求しても意味がないし、もうそんな方に近づくことすら無理だから、……もうよいのだけれど、 ……考えたくないけれど、私が何度も聞いた言葉も結局は意味がなく、その本当に好きな方と重なっていたのだろうし、もしかしたら私側が浮気相手だったのかもしれないし


 ……お休み前にその好きになった方に会って相性がよかったから、朝方にそういった言葉を言ってきたのかもしれないけれど、それだと数時間で決めたことになるし


 **


 ……どう考えても、身体の関係が必要な方だったのだろうと思考するしかない


 **


 ……私側としては、友達になってからの関係を作り直せると思っていたから……あらゆる意味で力が抜けたの ……でも、……時間は、1年ぐらいだったから、……彼にとっても私にとっても長い人生の中の一息の関わりでしかなかった方……で、通り過ぎる方だったのだろうなと思えたの


 **


 ……もう、今後は、依存体質の私側から出来もしない別れを切り出す形ではなく、相手側が関係を終わらせる形にした方が時間は無意味に使われたりしないのだろうなと理解した


 **


 ……今迄関わってきた歴代の屑の男の人たちも、今回の彼も


 ……そういった意味で……私が自分を知らないからこそ 関わって 時間を続けて いった 方たち だ


 **


 ……原因は、きっと私にあるのでしょう


 **

 ……とても力が抜ける結論だけれど、……1年で終わって……それを今理解してよかったの 明日気づくよりも、今日気づけてよかったの


 美味しいものでも食べて 全てを思い出にして またやっと前を向き始められる



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