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Goodbye Happiness   作者: 設樂理沙
7/26

Goodbye Happiness 7

7. 

" A New Life 新しい命 "


 さとみさんと自分を抱く夫、育。


 頑張って尽くしていれば途中からポッと出てきたさとみになど

負けない。最後は自分を選んでくれるはず。


 一年くらいは二股された状態でも自分を振り向かせる為に

頑張ろうと思っていた。


 もともと、3年間は頑張ろうと思っていたのだし。

 

- 育とさとみさんとの付き合いは現在まで・・半年が過ぎ早、7か月に

なろうとしている。-


 1年頑張ってみて、その先は? 頑張れる? ライバルのいる状況に。


 

 1人の男を2人で共有しているというこの現実。

 そして私の今の状況。


        ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 



 私は今の自分の状況と気持ちを正直に話し、両親や姉に

相談に乗ってもらおうと決心した。

 

 私は妊娠していた。 もちろん、育の子。



 皆から反対された。

 例えこの先の復縁が叶わぬことになったとしても

 せめて認知だけはしてもらいなさい、と。


 育へ認知のお願いはしたくないという私の気持ちは分かって

もらえなかった。


 そりゃあそうだよね、認知してくれる人間がいないというのなら

ともかくも、頼めばおそらくしてくれるだろう子の父親が

いるというのに、認知を受けないなんて。


 こんなくだらないことをしようなんて、世界中探しても私

くらいなものだろう。


 家族会議は決裂した。



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