リーマン・ショット~おっさんガンスリンガーの冒険~
森浜 都仁、本日35歳。だが、独身。
誕生日? 何それ美味しいの状態の会社員。
「趣味は?」「(ネット)サーフィンです」
たとえ誕生日だろうと、仕事に行き、いつも通りの生活が待ち受けている。そう思っていた郁仁だったが……
「……そろそろ仕事でも辞めて、のんびりしたいな……」
「な、なんだこれ!?」「きゃああっ!!」「こ、これは噂の異世界転移ですぞ!?」「……これは予想外」
通勤途中ですれ違った直後、そう叫ぶ高校生たちに気付き振り返ると地面に魔法陣が!
……あれ、これ俺も入ってね?
そう気付いたときには時既に遅し。
飛ばされた先は何と異世界。
剣と魔法の世界という、なんとも心躍る世界である。
「勇者様……どうかこの国をお救いください……って、誰です貴方は?」
「いや、あなたこそどちら様ですかね?」
気を取り直して、皆で【戦闘クラス】を見てみると……
「【スリンガー】って、何ですかねこれ?」
「ス、スリンガー……ですか? ……ブフッ」
一人だけいまいち理解できない職業に。
周囲の連中の失笑の中、適合する武器は……え、何これ?
皆が剣や弓、魔法の杖を選ぶ中、適合する武器がない。
結局手に入れたのは、「使えない」と言われる魔道具の拳銃らしきもの。
「いや意味分かりませんて、魔法の杖は?」
「【スリンガー】に魔法適性はないですよ? ついでにいうと、一般武器への適性も低いです」
「なんですとぉ!?」
まさかの真実。
結局要らない子扱いされ、面倒になったおっさんはさっさと出て行き、冒険者になることを目標にする。
そして……
「なんで、こんなにトラブルに惹かれてるんだぁ!」
ガンスリンガーとなったおっさん、ひたすらトラブルに出会う。
「こ、この物語の主人公は、俺じゃないはずだろぉ―――!!」
そんなおっさんが主人公の冒険ファンタジー。
おっさん、結局異世界でも必死に働きます。
誕生日? 何それ美味しいの状態の会社員。
「趣味は?」「(ネット)サーフィンです」
たとえ誕生日だろうと、仕事に行き、いつも通りの生活が待ち受けている。そう思っていた郁仁だったが……
「……そろそろ仕事でも辞めて、のんびりしたいな……」
「な、なんだこれ!?」「きゃああっ!!」「こ、これは噂の異世界転移ですぞ!?」「……これは予想外」
通勤途中ですれ違った直後、そう叫ぶ高校生たちに気付き振り返ると地面に魔法陣が!
……あれ、これ俺も入ってね?
そう気付いたときには時既に遅し。
飛ばされた先は何と異世界。
剣と魔法の世界という、なんとも心躍る世界である。
「勇者様……どうかこの国をお救いください……って、誰です貴方は?」
「いや、あなたこそどちら様ですかね?」
気を取り直して、皆で【戦闘クラス】を見てみると……
「【スリンガー】って、何ですかねこれ?」
「ス、スリンガー……ですか? ……ブフッ」
一人だけいまいち理解できない職業に。
周囲の連中の失笑の中、適合する武器は……え、何これ?
皆が剣や弓、魔法の杖を選ぶ中、適合する武器がない。
結局手に入れたのは、「使えない」と言われる魔道具の拳銃らしきもの。
「いや意味分かりませんて、魔法の杖は?」
「【スリンガー】に魔法適性はないですよ? ついでにいうと、一般武器への適性も低いです」
「なんですとぉ!?」
まさかの真実。
結局要らない子扱いされ、面倒になったおっさんはさっさと出て行き、冒険者になることを目標にする。
そして……
「なんで、こんなにトラブルに惹かれてるんだぁ!」
ガンスリンガーとなったおっさん、ひたすらトラブルに出会う。
「こ、この物語の主人公は、俺じゃないはずだろぉ―――!!」
そんなおっさんが主人公の冒険ファンタジー。
おっさん、結局異世界でも必死に働きます。
01:そのおっさん、巻き込まれにつき
2020/07/10 10:00
(改)
02:そのおっさん、疎外と発見につき
2020/07/10 20:00
(改)
03:そのおっさん、調査中につき
2020/07/11 10:00
(改)
04:そのおっさん、規格外につき
2020/07/15 10:00
05:そのおっさん、魔物討伐につき
2020/07/16 10:00
(改)