表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/5

第一回 シンデカラ(改悪シンデレラ)

お久しぶりです。

前作を見ていない方は初めまして。

前作は活動報告の通り諸事情によるモチベーションの低下で終了致しました。


今作が何処まで続くかは不明ですが気に喰わない童話の展開を見つけ次第、ボコボコにしてやるつもりなので頑張ります!


是非楽しんで見てください。感想、苦情、リクエストなんでも受け付けてますので応援お願いします。

ある所におばあさんとその孫娘がいました。おばあさんは孫娘に様々な話を聞かせてやって孫娘を喜ばせていました。そんな孫娘はある日いつものように話を聞いた後、降って湧いた疑問をおばあさんにぶつけます。


「おばあちゃん、シンデレラは王子様と結婚した後はどんな幸せな暮らしをしたの?」


「そうさね、いっちょ話してやるかい。」






―――これはシンデレラが無事に王子様と結婚した後の話...



はるか昔、某国、某所ではシンデレラはかつて継母達に虐げられてきた生活とはかけ離れた絢爛豪華な日々を送っていました。


王子様はシンデレラのあまりの美しさにぞっこんで日頃から彼女の出自を馬鹿にする者を懲らしめてはシンデレラに贈り物をしていました。

シンデレラは最初のうちは遠慮してしまっていましたがそこは家事を放り出して舞踏会へと行くような浅ましい女、すぐにその贅沢な暮らしに慣れていきました。そしてやがて王子様は王様になり国を治めるようになりました。


そんなある日、シンデレラがお城の庭でお茶をしていると彼女の目の前にかつて舞踏会へ行く手助けをしてくれた魔女が現れました。


「シンデレラよ、契約を守って貰おうか。お前は私の力を借りて舞踏会へと行く。そして儂はお前の魂を頂く。そういう契約だっただろう?」


そう、この魔女は単なる親切でシンデレラを助けた訳ではなく、契約により魂を取り立てる悪魔だったのです。契約を完了する為に現れた魔女にシンデレラは戸惑います。


「そんな...確かに私はそのような契約を交わしましたが魂を取る時期が今だなんて聞いてないわ!どうせ取るなら私が年を取ったらにして頂戴。王様と折角結ばれたのに離れ離れなんて嫌だわ!」


「そうかい、屁理屈捏ねるは気に喰わんがお前の言う通り確かにこっちが取り立てに来る時を伝えなかったのは落ち度だ。取り立てはお前が死んでからにしようか。」


「それは良かったわ!ありがとね、これで王様とずっと一緒に居られるわ!」


「......一つ教えてやるがずっと一緒には居られないぞ。お前の魂は儂が地獄へと持って行きそこで永遠の責め苦を味わって貰うからな。王様は天国行きだ。お前達は永遠に別れる事になるんだよ。」


「そんな!そんなの絶対に嫌だわ!地獄なんかに行きたくないわ!どうにか天国へは行けないの?」


「足掻くだけ無駄だよ。お前の魂を地獄へ持ってくのは決定事項さ、何がなんでも地獄行きだよ。」


「............そう。なら私は王様と一緒に地獄へ行くわ。彼に悪事を働かせれば彼も地獄に落ちるでしょう?」


「勝手にしな。そんなとこまでは儂の知る所じゃないよ。」


こうしてシンデレラは王様を誘惑しては悪事を働くように誘導しました。贅沢の限りを尽くさせては酒池肉林の大騒ぎ、気に入らない者には熱した鉄の柱を抱かせて処刑など。

正常な思考では考えられない阿鼻叫喚の地獄絵図も王様は言いなりになって作り上げてしまいました。


やがてシンデレラの誘導のもとに国は傾き、蜂起した別の勢力によって滅ぼされてしまい王様は自殺、シンデレラは殺されてしまいました。


そして二人は地獄へと落ちていったのです。そこでシンデレラは異変に気が付きます。


「どうして!?なんで王様はここにいないの?」


「なんだい、お前は地獄の事を何も知らないのかい?」


「どう...言う事?」


「ここは地獄の中でも特に酷い、阿鼻地獄さ。お前は儂が特別の責め苦を与える為にここに来たのさ。一方、愛しの王様は大叫喚地獄、あいつも結構な悪事を働いたものさ、お前のせいでね。いずれ王様も何千年とかけてここに落ちて来るだろうがその時はすっかり別人になってるさ。つまりお前達は二度と出逢えないんだよ。」


「そんな!私は待ち続けるわ!王様が別人みたいになっても見つけてあげるの!」


「ふっ...他人に気を掛けるような余裕が保てるものならやってみれば良いさ。実に見ものだね。」


こうしてシンデレラは今まで自分が他人にした以上に惨虐な責め苦を味わい、遂に二人が再会する事は叶いませんでした。


この地に当時存在した国の名前は殷。シンデレラはそこで妲己と呼ばれていたとか...






―――「シンデレラは莫迦だね。王様も巻き込んで歴史に悪名を残しちゃうなんて。...それで?おばあちゃんはなんでそんなに詳しいの?」


「それはね.........おばあちゃんがその話の魔女だからなのさ...」


FIN


見て頂きありがとうございました。


今回はシンデレラを改悪してバッドエンドにしました。仏教圏の思想に基づく地獄の階級分けにぴったりだったので勝手にシンデレラ=妲己にしてしまいました。


まさかの展開と思ってくださったら嬉しいです。

この調子で色々な童話の改悪、改変していくので気に入ったらブックマークを宜しくお願い致します。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ