表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

91/185

夜逃げ屋始めました(嘘)

 子供達をサドタの街の教会から、全員を移動させた。


 四号店の建設に、ドワルドさんの送り迎えが必要になるので、狩りの時間が昼間に固定された。

 狩に行く前にドワルドさんを連れて行って、狩が終わったら彼を連れて帰る流れだ。

 その程度の事なので、これといって仕事が増えたわけではない。


 あれから6日が経ち、夜が訪れていた。


 サドタの街の教会へ移動し、ライアン神父を連れて行き翌日にはもぬけの殻状態にする。

 まるで夜逃げのような作戦だ。


 [転送魔法]で、教会の前へ着いた。

 教会の扉を軽くノックする。


「開いてますよ、入ってください」


「失礼します。

 こんばんわ、ライアン神父。

 持って行くものは、全てまとめましたか?」


「ある程度は、まとまりましたが、サイズが大きくてどうしようものがあるのです」


「どれですか?」と、聞いたら。


 ノルン様の像を、神父は指差した。


「この像を、持って行きたいと?」


「はい、できませんかね?」


「他に、無理そうなものはないですか?」


「いえ、あの像だけでも持っていければ、どこででも信仰はできるのです」


「わかりました、少し試して見ましょうかね」


 ノルン様の像をマジックバッグ(仮)を、利用して入れてみようとするが拒否された。


 拒否内容は、盗み、ダメ、ゼッタイ。


 あー、この拒否のされ具合、ネット接続の時みたいな感じだな。

 盗みじゃなければ、いいんだな。


「ライアン神父、この女神像の所有権を一度いただけませんか?」


「返してもらえるんですよね?」「それは当然です」


「それなら大丈夫です。

 一度ハジメ君に女神像の所有権をお譲りします」


 もう一度マジックバック(仮)に入れてみようとしたら、さっくりと女神像が入っていった。


 アイテムボックスを使っての窃盗は、出来ないようになってたんだな。

 今更だが知ることできたよ……。


「女神像を持ち運び可能になりましたよ……あとはありませんか?」


「あとは大丈夫です」


「それでしたら、ライアン神父、教会の入り口と孤児院の入り口に明日は一日の間、留守にすると張り紙をしておいてください」


「わかりました」と言って、ライアン神父は張り紙を書いて教会から出ていった。


 ……。

 …………。


「張り紙、張り終わりました」


「そしたら、教会から出て鍵を閉めておきましょう」


 と言うと、頷いて神父は扉の鍵を閉めた。


「じゃあ行きます」


 [転送魔法]を利用して、ライアン神父を連れてセカンタの町へ移動した。


 教会の人間を全て移動させるミッション達成だ。

 ライアン神父をギルドの、貸しスペースに案内し、俺は神父やシスターに礼を言われた。


「ここから先の働き先なんかは、私が用意しますんで安心してください。

 新しくサドタの街に教会が、できるまでの辛抱ですよ」

 と言って、この場を後にした。


 とうとう、明日が作戦の決行日だ。

 嫌がらせの効果を高めるために、[栄養ドリンク]で、マムシやらスッポンやら、あからさまな使用用途のタイプを[異世界取引]で購入しておいた。


 そのあと、ギルドから歩いて自宅へ帰った。


「ただいま」


「「「おかえりー」」」3人に出迎えられた。


「ハジメさん、ご飯できてますよ」


「うん、ありがとう。

 三人とも、ちょっと話を聞いてくれるかい」


 三人とも、真剣な表情でこちらを見ている。


「明日は、リストア様に君達三人が私の嫁だと紹介する為に連れて行くけど大丈夫?」


 三人とも、頷いてくれた。


「当然のように、あの貴族の事だ。

私から君達を奪おうとしてくると思うが、それだけは絶対にさせないから、それだけは安心しておいてくれ」


「「「はい」」」


「あと、こう言う場面じゃないと言いにくいんで言っておくけど、私は三人とも大好きだ。

それだけは信じてくれ……」


「お兄ちゃん、なんで急にそんなこというの?」


「私は、あの貴族と商談する為にあのクズと同じ土俵に立つ、それを見ても君達が私についてきてくれるのか不安だからだよ。

 そういう事は君達がいない間に片付けて、汚い姿は本当は見せたくなかった」


「何があっても、ハジメさんの隣を歩いて行きますよ」

「それじゃ、私は、お兄さんの左隣かな」

「シェリーは、後ろについてくー」


「三人とも、ありがとう、必ず作戦を成功させよう……」


 と言ったあと。皆でご飯食べて、その日は三人と一緒のベッドで眠った。


 朝だ……。

 貴族との決着をつける為の日だ。


 エミリーは、すでに起きており。

 料理の準備をするために起きていた、あとの二人はまだ寝てる……。


 よし、起きよう!!


 それにつられるかの様に二人とも起きてきた。


「二人とも、おはよう」


「お兄さん(お兄ちゃん)おはよう」


 と挨拶をして、三人で、飲食スペースに移動した。


 エミリーが、すでに朝ごはんを用意してくれていた。


「ハジメさんおはようございます。

 あと二人もおはよう、顔洗ってきなさい、ご飯食べるわよ」


「「「はーい」」」と三人で、言って顔を洗いに行った。


 そのあと、四人で朝食を食べてから。

 ドレスを、依頼している服屋へと歩いて移動した。


 服屋に入ると、いつものように店員のおばちゃんが挨拶してきた。

「いらっしゃい!!って、お客さんかい」


「三人の服できてるよ、せっかくだし、靴も合わせていいのよね?」


「ああ、今からリストア様に会いに行くからね。その辺りも調整頼むよ」


 三人が、各々ドレスに着替えるために試着室へ入って行った。


「ねえ、お客さん三人分のドレスだと結構値が張るけど大丈夫?」


「いくらだ?」と値段を聞いてみて問題なかったので、今月末にウチのお店に請求してくれと頼んだ。


「それじゃ、三人の着替えを手伝ってきましょうかねぇ」


「あぁ、頼むよ」


 ……。

 …………。


 最初に、シェリーが出てきた。

 金髪ロリに赤いドレス……。


「お兄ちゃんどう? シェリーかわいい?」


「ものすごくかわいいよ〜」「えへへー」


 照れる姿も凄く可愛い。


 次に出てきたのは、キャリーだった。


 ロリ体型の女の子に黄色いドレス。

 これが、合わないわけがない……。


「お兄さんどうですか?似合ってますかね?」


「キャリーの明るい感じが、でて凄く似合ってると思うよ」


「そんなに褒めてくれるんですね」と言って、照れてた。


 最後に出てきたのは、エミリーだった。


 あっ、薄い青系のドレス。

 俺が、エミリーにプレゼントした服の色によく似てる……。

 軽めに化粧もしていて、本当に綺麗だ。


「ハジメさん、どうしたんです?じっとこっちみて」


「ああ、似合ってたんで、つい見とれちゃったよ」


「そうですか……嬉しいです」


「それで、お客さん誰が一番似合ってるんだい?」と、おばちゃんが鬼の様な質問をしてきた。

 おい、おばちゃんそんなキラーパスを投げてくるな!!


「甲乙、つけ難いですね」と、差し障りなく答えておいた。


「それでハジメさん、着替えた服をどうしましょうか?」


「みんな、服を私に渡してください」


「バックの中に入れちゃうから大丈夫」と言ったら、三人とも服を渡してきた。


 服は、私のものじゃないから弾かれるか? と思ったが、問題なく入った。

 三人とも嫁だから大丈夫なのかな?


 そして、服屋を出て一度教会に行って、スミス神父に彼女達の晴れ姿を見てもらってから、サドタの街へ移動することにした。

 彼女達の姿をみてスミス神父が軽く泣きかけてたな、感慨深いものを感じたのだろうな。


 そのあとに、三人を連れて[転送魔法]で、サドタの街の貴族の家の前に移動した。

 貴族と商人の商談開始だ!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。


▼ 1ポチ、協力お願いします。 ▼
小説家になろう 勝手にランキング
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ