フルーツ牛乳とアイスクリーム
三号店に移動して、建物の中へ入った。
建物に入りすぐ右手側に見える受付カウンターも、
異常な行列はなくなっており、普通に対応出来ているようだ。
二号店が日本時間でいう、10:00〜17:00まで営業とすると、
三号店は10:00〜20:00まで営業する予定だ。
20:00までオープンしている理由は、仕事終わりの、お客さんを捕まえたいからだ。
今日は、初日という事もあり、スタッフには通しで働いてもらっているが、
今後は、時間制のシフト勤務にする予定だ。
と、受付カウンターを見ながら、今後の方針を決めていた。
それじゃ、テナントに行ってみるか。
テナントスペースも人が、集まっており好評みたいで何よりだ。
シャンプーの販売店のテナントへ行こう。
人の波を避けながら目的地へ移動した。
目的地に到着し、辺りを見ると、
このお店も、行列出来ていた。エミリーとキャリーが、二人体制でお客さんを対応していた。
丁度、帰宅するお客さんの、波が被ってこうなってるんだろうな。
とりあえず、私も手伝い三人で、行列を解消した。
「ハジメさん、ありがとうございます。帰ってきてたんですね」
「うん。さっき帰ってきたところだよ」
「お兄さん、いいタイミングですよ。あのままじゃ見回り行けなくなってました」
「あはは、人員増やすね……」
「お兄ちゃん、おかえりー」
「ただいま、シェリー。仕事後に、お菓子作ってあげるから楽しみにしといて」
「ハジメさん、(お兄さん)私の分も……」「三人分作るから、安心してて」
「それじゃ、ここのお店は再び任せるので、私は隣のテナントの冷凍庫と冷蔵庫利用するから、何かあったら呼んでください」
隣のテナントに移動して、
予備のテーブルを、とりあえずテナント内に設置して、テナント用の蛍光灯のスイッチを入れる。
冷蔵庫と冷凍庫の魔道具に魔石を入れて、冷蔵庫と冷凍庫を稼働させる。
冷蔵庫に、牛乳や卵等冷やす必要のあるものを置いていく。
フルーツ牛乳とコーヒー牛乳は、混ぜるだけなので。
後からでも大丈夫なのでまずは、アイスクリームを作ろう。
まず[生クリーム]と、砂糖と卵を用意して、かき混ぜるだけ。
割と簡単に、手作りアイスはできるものである。
砂糖は調味料の枠で調達しているのと、生クリームもスキル枠で獲得していたので、
残り卵さえ確保出来れば、冷凍庫もあるので、アイスクリームが作れると考えていた。
まぁ、私はスイーツが嫌いではないので、こういった自作スイーツはお手の物である。
その為にも、色々と道具は用意してあるのだ。
甘い匂いを出したいならバニラエッセンスを入れるんだが、
残念ながらスキル枠に登録してないので、匂い付けはナシの方向でいく。
かき混ぜたものを、金属の容器に入れ固まり過ぎる前に、一度混ぜる。
それを繰り返せば3〜5時間程度で手作りアイスが作れる。
が、時間がないので今回は、荒技を使う。
冷凍庫の中で、[アイス]の魔法を使い、更に温度を下げて、混ぜるための時間を短縮する。
荒技により冷凍時間を、かなり短縮することに成功した。
(最上級の荒技は、ドライアイスを混ぜて強引に、冷やしながら混ぜるという方法がある)
出来上がった、アイスをスプーンで、一口実食。うーん、美味い。
よし、これでアイスは大丈夫。
次は、冷凍庫から出て。
フルーツ牛乳とコーヒー牛乳を作ろう。
[異世界取引]のスキルで、[フルーツジュース]で、フルーツミックスのジュースを取引した。
次に、コーヒー牛乳用の、[コーヒー]を取引した。
グラスに、牛乳を注いで、フルーツミックスを注ぐ、軽く混ぜたらフルーツ牛乳のできあがり。
更に、グラスに牛乳注いで、コーヒー牛乳用のコーヒー混ぜたら。コーヒー牛乳の出来上がり。
四人分を用意して、冷蔵庫で冷やしておく。
そんなこんな、やっていたら。
勤務時間が終了したので、皆に終礼を掛けて、本日の業務は終了した。
スタッフが、業務後に風呂の使用許可を求めてきたので、了承をしておいた。
それを聞いてきたのは、店長のキャリーだったからだ。
屋上の魔道具を止めてから、帰宅する事を条件に了承を出した。
「お兄ちゃん、お菓子ー」
「はいはい、解ってるよ」
これからの、彼女達の反応が楽しみだ。
三人を連れて、テナントへ移動する。
飲食スペースの椅子に、座って待っててもらい。
私は、アイスと、フルーツ牛乳とコーヒー牛乳を持ってきた。
「はい、お待たせしました」
と言って、皆の席にアイスと飲み物を配っていった。
「隣のテナントで、売りに出そうと思っている商品です。
飲み物は、風呂上がりに、ついつい飲みたくなる商品なんですよ。
次に、アイスは作り方を知ってれば、簡単だけど美味しいデザートなんです」
「よく、冷えてて冷たそうですね」とエミリーが言った。
「お兄ちゃん、食べていいの?」
「どうぞ、溶ける前にアイスから食べてね」
と言ったら、三人ともに食べ始めた。
「「「甘い」」」「それに冷たい」
「ちなみに、その飲み物は風呂上がりに、飲むと格別に美味いですよ」
「お兄さん、飲み物とりあえず冷蔵庫に入れといていいですか」
ゴクリと喉をならし、キャリーが言った。
「どうぞ、どうぞ」
シェリーとエミリーは、コーヒー牛乳とフルーツ牛乳を普通に飲んでいた。
「お兄ちゃん、こっちのフルーツ牛乳美味しい、コーヒーは苦手」
「コーヒー牛乳、美味しかったですよハジメさん」
シェリーのとエミリーの、二人とも意見が違ってた。
まっ、そりゃそうだな、好みの個人差はあるよな。
「キャリーに関しては、明日感想聞かせて下さい
今からお風呂入るでしょ」
「はーい、わかりました」
「魔道具の止めるのと、電気の消し忘れ、建物の鍵はしっかり締めて帰ってね」
「はい」
と、キャリーが答えた。
「そしたら、今日はこの辺で帰りましょう」
「「はーい」」
三人で、建物を出て自宅に帰宅した。
二階に上がって、しばらくエミリーが料理を作るのを待っていると……。
二階に、誰かが上がってくる足音が聞こえた。
まだ、鍵をかけてないので扉が開いた。
「社長!!」
二階に、上がってきたのは、ドワルドだった。
「どうしたよ、ドワルドさん、こんな時間に」
「社長、ワシらに次の仕事の指示をくれ!!」
「あっ……言ってなかったね」
「聞いとらんぞ……」
「まぁまぁ、二、三日何もしなくて、給料もらえたと思えば……」
「働いた後に、あの大きい風呂に入りたいんじゃろが……」
「そっか、それなら明日から、このお店の裏の川の治水工事と、ここの裏庭と、三号店に直接移動する為の橋掛けてもらえるかな」
「それで、君たちは社員だから社員割引で、三号店の施設利用料1ゴールドで良いよ。
君達が来るのは営業時間になるから、無料は拙いからね」
「いや、むしろ高給貰って、割引して貰ってありがたい限りだ」
「それと、社員サービスで風呂上がりの牛乳商品を一杯無料で出させてもらうよ」
「なんじゃ、社長が二つ目のテナントも使うのか?」
「あはは、思いついちゃったせいで、今日も色々と忙しかったよ」
「まぁ、社長らしいな。
治水工事と橋作りは、二班に分かれて作業するそれで大丈夫か?」
「あぁ、よろしく頼むよ」
「新しく仕事貰えて一安心したよ、それはそうと焼酎を売ってくれ」
「あぁ、そうだったね」と言って、焼酎を三本ドワルドに手渡した。
「それじゃ、失礼する」
と言ってドワルドは帰って行った。
その後に、
エミリーが作ってくれた、料理を食べて、三人でお風呂に入って。
疲れていたので、この日は、狩りにいかずそのまま睡眠を取ることにした。




