大浴場完成
熱量の計算とかはしてません。
水でお湯の温度を下げるという、よくある手法です。
屋上で、お湯ができた事を確認した私を含めた4人は、配管室へ移動した。
配管室の二階にある。
屋上から繋がっている、お湯を出口の配管バルブを開く。
お湯が金属樽に溜まって行く。
皆が、「「「おぉ!!」」」と感嘆していた。
この樽で、水温調節するので、[水温計]が必要だな。
スキル枠LV30[水温計]をセットして、
[異世界取引]で、110度迄計測できる[水温計]を取り出した。
水温計を金樽に入れて水温を確認する。
水温は60度か、ちょっとばかり熱過ぎるかな。
今度は、屋上から引いている水用の配管バルブを調節して水を出した。
しばらく様子をみて、水温を図ると35度迄水温が下がっていた。
うむ、水を入れすぎたか……。
水のバルブを調節して、水の水量を減らした。
しばらく、様子を見てお湯をかき混ぜてから、水温を図ると43度に迄水温が上がっていた。
おっ、ちょうどいい水温だな。
「お湯がちょうどいい温度になったから。
よし、みんな男湯の配管だけ、とりあえず配置してテスト運用してみよう」
「「「はい」」」
……。
…………。
配管の設置が、終わるまでしばらく待つ。
「社長、男性用のお風呂の配管繋いだぞ」
「ドワルドさん、男性用の洗い場の水溜めと、浴槽は出来上がってるかい?」
「ああ、出来上がってるぞ」
「よし、それなら流そう」
男湯へつながる、配管のバルブを全開放した。
「次は、男性用のお風呂へ移動だ!!」と言って浴場へ移動した。
「おぉ、お湯が入って来てるのぉ。
なぁ、社長なんでお店にあるような感じで、直接風呂場を温めなかったんだ?」
「あぁ、それな。直接温めちゃうと、火傷する可能性あるんだよ。
個人で理解して使う分にはいいけど。
複数人数に使ってもらうなら、お店側で調整しないとね」
「なぁ社長。お湯入ったら風呂入っていいか?」
「いいよ、フローラさんは、女性用のお風呂できた時に試してみてね」
「あっ、はい」
お湯がいい具合に溜まって来た。
これで溢れると排水されて、水が浄化槽に行くんだけど。
「なぁ、ドワルド排水溝から先の浄化槽層って出来てる?」
「いや、[配管]待ちだったから、出来てないぞ!!」
「あーー!!やらかしたぁーーー !!」と、私は絶叫した。
「フローラは、屋上行って、水の出る魔道具と火をつける魔道具止めてきて。
ドワルドは、配管室に行って全てのバルブしめてきて!!」と、ドワーフ二人に指示出した。
「おう、わかった(はい、いってきます)」
「あの社長。僕が、何かできることは」と、聞いてきた。
「丁度二人で話す機会ができた事だし、サブリーダーの君とは話したくてね」
「僕とですか?」
「要件なんだけど、単刀直入に言うと明日からフローラさんと変わり、君に建設スタッフのリーダーをやってもらうつもりだ。
フローラさんも、君は頑張り屋なんでリーダーの座を譲るつもりでいる。
まぁ、建築の総括は言うまでもなくドワルドさんなんだけどね。引き受けてくれるかい?」
「そこまで僕の事を評価していただき、ありがとうございます」
「そこまで、かしこまらなくていいよ。
君は初日にフローラさんに食ってかかったじゃないか」
「あ、あれで……力の差を見せつけられまして、頑張るしかないなと……」
「あはは、いいよいいよ。向上心があることはいいことだよ。
ここのお店の建築終わっても、次の現場があるんだ。
次は最初からリーダー張れるくらいに、頑張ってくれよな期待してるよ」
「はい!!」と、元気よく答えてくれた。
「社長、配管室バルブ止めて来たぞ」
「屋上、魔道具止めて来ました」
「二人とも、申し訳ない」
お風呂の完成の嬉しさあまり、お風呂に次いで大事な浄化槽を忘れる所だったよ。
「ドワルドさん、お風呂の排水溝に案内して下さい」
「おう、こっちだ」
お店の裏側は、お店所有の空き地になっていて、スタッフ以外立ち入り禁止禁止だ。
ありゃりゃ、いろんなところから、排水ミスして地面が濡れていた。
「社長が整地しててよかったな、この程度の被害で済んだぞ」
浄化槽へ繋げる配管を取り出して、地面に置いた。
「この配管を、あそこの浄化槽まで繋げて下さい。
ついでに女性用の配管も同じようにつけて下さい。
浄化槽から川へ流すところの配管は私がつけてくるから」
浄化槽を予定地は、整地して位置だけは指定していたが掘っていなかったので。
[アースウォール]を利用して、穴を掘りつつ壁と床を強化ながら進んだ。
次は、川に配管を繋げるから、角度をつけながら、アースウォールで掘り進めた。
「あっ、これ前もやらかした奴だ……」と、独り言を呟いた。
まぁ、いい仕事を進めてしまおう。
配管が川向かうように、繋げて配置。配管周りの土を強化して配管を埋めなおして、浄化槽に戻る。
また、4面の壁に閉じ込められた……。
仕方ないので、今度は階段を作りながら出よう。
もう一度、浄化槽を魔力を多目で[アースウォール]で壁を仕上げたら。
壁が硬化続け、ほぼ石化を始めてきた。
あっ、これなら水漏れの心配はないかな?
床も、ガッチリ石化するほど固めて、[濾過材]を床に多数敷き詰めてから。
[アースウォール]で、階段を作りながら浄化槽から脱出した。
これで、水質悪化での悪影響は出さないだろう。
水の魔道具を使うので、川の水量が増えるのは確定だが……。
これは、治水工事を提案してやることにするから大丈夫だろう等と、考えていたら。
「配管の設置終わったぞ(終わりました)」
「あぁ、ご苦労様こっちも浄化槽作り終わったよ。
そうだドワルドさん、ここの浄化槽2週間に一度濾過材の取り替えするから。
濾過材を置いとく小屋が欲しいので、そこら辺の空き地に小屋立ててくんないかな?」
「そんな事か。それなら、そこのアンチャンにたてさせるといいさ。
社長も何か訳ありで、ここに連れてきてるんだろうしやってくれるさ」
サブリーダーの男性にを見て、「作ってくれるかい?」
「はい、全力でやらせていただきます」
「わかった、お願いするね」と、言って小屋の作成はサブリーダーに任せることにした。
「一旦、配管系を全て繋げてから。
再度男湯と女湯同時にお湯を張りなおそう」
今日は、昼は狩には行かず、施設色々見て回って時間を過ごした。
そろそろ、勤務時間も終了だな。
「社長!!施設の配管設置完了したぞ!!」
「……という事は?」
「お風呂に湯を張れるぞ!!社長」
建築スタッフ全員が、浴場に集まり浴場の完成した姿を見ようと、すでに集合していた。
再び、お湯を張る準備をして、男湯と、女湯同時にお湯を流した。
お湯が浴槽に溜まっていく……。
「溜まったお湯の排水は、どうしようか」
「ここを、見てくれ社長」
あぶれたお湯が入っていく排水溝へ、つながる水路を開けれるようにしていた。
ああ、水門みたいに上下の開閉式か。
「機転を利かせてくれて助かるよ、溜まったお湯の排水は、私の考えから完全に抜けてた」
「おう、せっかくならいい施設を作りたいからな、それでだが……。
ワシ達が一番風呂に、風呂入ってもいいんじゃろ?」
と、浴場の完成を見に来た建築スタッフ一同が、私の言動に注目した。
「せっかく、お湯を流してるんだし、いいですよ。
ただし、ドワルドさん。屋上の鍵の管理と屋上の魔道具止めて帰って下さいね」
「それくらいお安い御用だ、それで酒をだな……」
「みんな、どう思う?」
「いいんじゃないですか!!今日くらい」と、声が聞こえたんで。
「良かったなぁ、ドワルドさん。
いい部下を持って」と言って、焼酎をいつものように渡した。
あと2ヶ月で、テナント入れたりしていく感じかな……。
あっ、そうだ。太陽光パネルで発電させて建物に蛍光灯つけなきゃ。
電気と魔道具の両方利用するって事で、天気が良ければ蛍光灯使って、天候不順が続けば魔道具で代用しよう。
魔道具で、発光させて強引に電気作るってのも、ラッキーインセクトの魔石あればできるのかな?
その方法なら、風力発電向きかな? まぁ、これはゆくゆく考えよう……。
「社長、あたいの事をみんなに伝えてもらっていいですか」
「あっ、そうだったね」
「建築スタッフのみなさん聞いて下さい」
「明日から、ここのフローラさんを、私のお仕事にお借りします。
なので、第2建築班リーダーをサブリーダーやってくれてた彼に引き継ぎます。
皆さん、覚えておいて下さいね」
ハイと、一同返事した。
「そしたら、あとは自由に風呂入っててもらっていいから。
なにか気づいたら後日報告ね。フローラさん、明日からの勤務はお店に来てください」
「はい、わかりました」
そうだ、ギルド長と町長には、一足先にお風呂のお披露目しとくとするか……。




