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売り豚、再び蘇る!!

 そして、いつもの朝だノルニルさんに伝えられた事をリリスに伝える必要がある。


 1年の差だが、一年で何かできると考えれば何もできない?

 否、何かが出来るだ。


 朝イチから、リリスの元へ移動した。


「お兄ちゃん、朝からどうしたの?」


「リリスにお願いがあって来たんだよ」


「どうしたの?真剣な顔して」


「うん、大事な事だから。しっかり聞いてね」


 リリスに私の寿命の事と美味しいと言っていた経験値について食べるのをやめてほしいと提案した。


「私が、美味しい部分食べちゃうとお兄ちゃん早く死んじゃうの?」


「あぁ、そうだ」


「私が食べすぎなかったら、お兄ちゃんはもっと生きれてたの?」


「それは気にしなくていいよ、それに関しては私の責任だから。

 何より、リリスに苦労させたくはなかったしね……」


「わかった、私頑張る。

 というより、既にそれできるよ。

 美味しい部分と美味しくない部分を無理して両方食べてたら、お腹が出て来ちゃった」


「食べすぎが原因だったのか。

 可愛かったけどね、そのお腹」と言って、リリスのお腹を撫でた。


「こんなに、小さなリリスのお腹に私の子が……」


「そうだよー、お兄ちゃんは毎日食事を届けてね」


「経験値、奪わないならいくらでも。

 それと、食事したい時は直接私の寝室に来ていいよ」


「それじゃ毎食30分を二回〜三回!!」「望むところだよ……」


「やった!!それじゃ早速……」と、リリスが言って夢へと堕された。


 ……。

 …………。


「おはよう、お兄ちゃん」


「ほんと、30分だけで終わるんだな。

 リリス成長したね……」と、言って頭を撫でてあげた。


「ふふーん、私ママになるんだからね。

 当然デス!!」


「そっか、無理だけはしないようにね」と言って、この場を離れた。


 朝のお店の見回りが済むと本当にやることがない。

 二時間位の時間が空いてしまう。


 自宅の裏庭の畑は、エミリー達が変わりに育ててくれてるし。


 屋敷の裏庭のアウラに水やりと言っても、朝イチにやりに行くので与えすぎは良くないし。

 縁側で、将棋でも打って日がな一日でも過ごすか?


 ノンノンまだ私は10代だ、暇過ぎて意識が変な方向に走ったな。

 よし、昔通りの暇つぶしでもやるか……。


 [異世界取引]で、LV40に[テレビ]LV41に[ブルーレイレコーダー]をセットした。


 一つ、大きい寝室を潰してシアター室みたいに大きいテレビを用意して、スピーカーと奥に棚を用意して、

 BDをひたすら棚に並べていこう……。


 そうと決まれば、即作業だ!!

 部屋の真ん中に鎮座していた大きなベッドを[アイテムボックス]にぶち込んで、部屋に何もない状態にする。


 [異世界取引]でとりあえず一番デカイサイズのテレビを購入。

 それとブルーレイレコーダーも同じ店で購入っと。

 きっと若奥様 (ノルン様)が、裏でなんか作業をしてくれてるハズ。

 1、2、3、ハイ!!と、そんなノリで[アイテムボックス]を再確認した。

 [アイテムボックス]に、どデカいテレビとブルーレイレコーダーが入っていた。


 何もない部屋にデカいテレビだけは殺風景だな。

 棚と、ソファーと[スピーカー]とあとテレビ台が欲しいな……。


 決まったら、即行動!!

 [転送魔法]でセカンタの町の家具屋に移動した。


 テレビ台は希望のサイズがなかったのでオーダーして作ってもらう事にして、他の棚や、ソファはすでにお店にあるものを購入した。

 テレビ台は2週間程かかると言われたが、それを了解した。

 あと、テレビ台が大きすぎるので、私が取りに来る予定だ。


 再び、お屋敷のシアタールーム(予定)に、戻ってきた。

 棚を設置して、スピーカーを設置していない事に気付いた。

 再び[異世界取引]を使用して、すでに取得している[スピーカー]からテレビ用のスピーカーを購入し、即スピーカーを設置完了した。


 テレビを視聴するための中央にソファーを設置して、テレビとブルーレイレコーダーを仮置きする。

 ぐぬぬ、新作を調べるために、この部屋に回線が欲しいな。


 自宅の社長室に突撃して、ノートパソコンとネットに繋げるための箱と[ルーター]を持って再び部屋に戻ってきた。


 ノートパソコンはバッテリーの充電で動くがルーターは電気が通らないっ!!

 ウガァアアアアアア!!!この建物には電気がねぇ!!

 テレビもスピーカーも無意味だった……断じて否!!電気ないなら作ればいいじゃない。


 そこから2週間程かけて、アウラの邪魔にならないように[太陽光パネル]を設置して、シアタールームに直接電気を引いた。


 しかし、こんなアホなことのために2週間、全力を出していたが誰も突っ込んではくれなかった。

 ついでに、シアタールームは電力が余ってるので、蛍光灯を天井につけました。

 テレビ台も設置して、ブルーレイレコーダーもその下に設置して、ケーブルをつないでいって、苦労の末シアタールームが完成した。


 俺、頑張ったよね。


 久々に昔の血が騒いだ……。

 パソコンでチェックしたアニメ作品をクール買いだ!!


 ハッ!!やってしまった久々の貴族買い。

 購入した円盤が山のようにある……。


 せっかくなら、やるか……。

 久々にあのスレッドに降臨する事にした。


【俺、元貴族。

 久々に時間が取れたので、買った作品うぷするぜぇ】と、書き込んだ。


 それからあとは、


【あくしろよ】【貴族きたー】【IDなしで宣言とか釣りでしょ】など色々なコメントが流れた。


 この期待値を下げる前に画像を上げねば……。

 いつもなら、スマホで……あっ!!

 異世界にスマホあるわけねーし。俺一人で使っても意味ねー!!


 デジカメを買わねば……。SDカードもバッテリーの充電器も付属で付いてるだろ。


 [異世界取引]LV42に[デジタルカメラ]をセットした。

 そこそこいい値段がしたが気にせず購入。


 IDを書いた紙を買った商品の上に置いてデジカメで撮影。

 パソコンでサイズだけ調整してアップロードしてから……。


【今月の購入分】と、画像のURLと一緒書き込んだ。


【マジモンきたー!!】【貴族おかえりー!!】【お前が来るのを待っていたんだ!! 誰か知らんけど】

【しかし、ごちゃついてんなぁ。もっと綺麗にうpよろ】


 グハァ!!(吐血)


 ここで、言い訳するのは二流だ……来月頑張る……。

 そのあと、久々にBDを見て暇つぶしした。


 その夜、誰もツッコミを入れてくれなかった理由を聞いたら。

 仕事がなくなって、暇そうにしてるより断然楽しそうだから黙ってたと、エミリー達が教えてくれた。

 身重の身なのに気を使わせちゃったな、反省しよう。


 やっぱり、彼女達が心配なので自宅とお屋敷に家政婦さんを雇おう。

 私がきっと今回みたいなバカをやらかすと思うし……。

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