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聖なる女神像4体

 5つ目の魔鉄への魔力付与を終え。

 六日目に鍛冶屋に向かうと後は加工のみなので完成したら、お屋敷に持ってきてくれるという話になった。

 1ヶ月程、ここから時間をくれとの話だったので、それを了解した。


 そこから1ヶ月間狩りに行ったり、仕事をしたりと薬の悪影響を受けることなく毎日を楽しく過ごせた。

 使い方さえ間違えなければ、あの薬は有能なのかもしれない……。

 しかし、極力あの薬には頼らないように努力はしていこうと思う。


 そして、1ヶ月が過ぎて聖なる女神像4体がお屋敷へと届けられた。


 聖なる女神像 :(魔鉄製)


 特殊効果その1:聖属性魔法強化

 特殊効果その2:魔法永続時間延長

 特殊効果その3:盗難不可


 女神像の胸の部分に魔石の設置場所がある。

 4つの女神像に魔石をはめ込んだ。


 そして全てアイテムボックスへ入れて、大農場へと移動した。

 すでに農場は形になっており、すでに農業をする為に雇われた人間たちの手によって農作業が開始されている。

 農場は大きな正方形の4区画で分けられている。


 水が必要な場合は中央に貯水池があり、サイフォンの原理を利用した方法を使い上流から配管を通して新しい水を取り入れる仕組みとなっている。


 大農園の端の四点に、聖なる女神像を設置した。

 そして、[聖域]の魔法を発動し大農園を聖域を張りモンスターの襲撃より守れるようになった。

 女神像の特殊効果盗難不可により、盗難される心配がないので農場に警備の人員をつける必要がないのは良かった。


 今後、農場の[聖域]の魔法を管理するのは教会の管轄となった。

 こうして、大農園が完成した。


 農園の開拓に使っていたスタッフを全員、ドワルドさんに任せて、歓楽街の工事を一気に進めることにした。

 正直、学校に関してはドワルドさん抜きでは難しいだろうと思っていたからだ。

 職場が農場から歓楽街へ変更にともない、ウチの店で今後とも働きたい人間は建築用のスタッフとして雇い入れた。

 大半が正規雇用を希望したので全ての人間を雇用することにした。建築スタッフの増員で、歓楽街の工事も急ピッチの作業の進み具合を見せた。


 そんな、順調すぎる進捗のためついにドワルドか私に直接アレを渡してくれと言い始めた。


「社長!!人数が急に増えたので急ピッチで作業が進めれるようになったので、そろそろ(くだん)の鏡とやらを、渡してもらえないか?」


「おっ!!鑑を導入するところまで、作業進んでるのかい?」


「今は6グループに分かれて作業しているぞ。

 ワシが3グループ、サブリーダーに3グループを任せて作業が進んでる」


「大農園の作業が終わったから、正社員化してそっちに人員回したんだよね。

 ドワルドさんに学校の建設のリーダーをお願いしたいからね」


「本当に人使いの荒い社長だな」


「そんなこと言ってても休みが二〜三日目続くと直談判しにくるでしょうが」


「まぁ、そうだな」


「建物は3階までできてるのかな?」


「あぁ、すでにできてるぞ。

 それより気になったのが所々に壁に穴が空いてるのはなんでだ?」


「あぁ、それはサキュバスの大部屋に繋がってるから食事用の穴かな、一応そういう設計」


「サキュバスの食事。

 あぁ、そういうことか……」


「その穴は、さっき言ってた鏡使ったりしたものもあるから。

 より一層燃える展開も作れるよね」


「まぁこういう話をする必要もあったんで、フローラにはここの建設は離れてもらいました」


「まぁ、それは懸命じゃろうな。

 確実に社長のことを想像して仕事にならんだろうよ。

 家に帰っても社長、社長だったからな」


「それじゃ必要な枚数を各階に配置しておきますんで、割らないように気をつけてくださいね」


 と言って、各階に梱包された鏡を置いていった。


「よし、社長。ここまで作業が進んだのならあと2週間でお店自体はオープン可能になるぞ……」


「そっか、それならロイズさんとサキュバスのお姉さんに伝えてこないとな……。

 そしたら引き続き作業お願いするね……」


「おう、任せとけ」と、ドワルドが言ったのを確認してこの場を離れた。


 その後酒場へ行き、依頼されたお店がロイズさんに後2週間でオープン可能という旨を伝えておいた。

 物凄い速さと計画性の高さに、ロイズは困惑していた。


「まさか、サキュバスを引っ張ってくるとはな……。

 そういうモグリの店があると知ってたが、社長がそこに知り合いいたとは驚いたよ」


「覗き部屋は、サキュバスの特性を身をもって知って考えたとっておきです」


「身をもって? って社長その店の常連なのかよ。

 うちにはそれ程、来ないくせに」


「いやいや、リーネさんとは、本番できるようになったら。

 再びお邪魔するつもりだったんです」


「なんだ、元々から社長も気に入ってたのかい……」


「と、とりあえず。

 今からサキュバスのお姉さんの所に話つけに行きますんでロイズさんもついてきます?」


「いや、良いよ。社長だけの方が話は早く済むだろう」


「そうですか。

 それじゃ、行ってきます」と言って、この場を離れ[転送魔法]でサキュバスのお店へ移動した。


 お店に入ると同時に、「いらっしゃいませー」とお姉さんが私に言ってきた。


「あら、またお兄さん?

 以外と、このお店ハマっちゃいました?」


「あぁ、あの四時間は最高だったよ。

 感動さえ覚えたね……」


「それじゃ、報告とかそう言ったものは?」


「しない、やらない、やらせません」と、ハッキリと言い切った。


「あとは、最近お姉さんの魅了にかかりやすくなってきてるから。

 夢の中でお姉さんと遊んでみたい気もする……」


「あら、嬉しいわね。

 今日は私をご指名なの?」


「あー、その前にお仕事の話をいいかい?」


「それなら、いつものお部屋に行きましょう」


「あぁ、そうしよう」と言って、お姉さんについて行った。


 いつもの部屋に到着し、仕事の話を始めた。


「ざっくりと本題に行くと、この前言っていた店舗が2週間後にオープンできるように準備が進んでます。

 それで一度オープン前にお店に来てもらいたいんだけど、大丈夫かな?

 一つ気になったんだけど、サキュバスって人の子を妊娠するの?」


「わかりました。そしたらお店の全容がわかるようになったら迎えにきてくださいね。

 あと、妊娠の件ですけど、基本しません。

 ただし、リリスはすでにお兄さんに染められてるからすると思いますよ……」


「そうなんだ……」


「あれだけ、リリスに対する好き好きを見せられると、あと半年我慢しろとは言いづらいですよね……」


「そっかぁ、ちなみにあと2週間もすれば本番解禁なんですよね……。

 長かった本当に長かった……」


「そしたら、お兄さん今日は何時間コースですか?」


「もう少し仕事あるんで、一時間コースで」


「はい、魅惑にかかってくださいね」


「はーい」


 何度かお姉さんの魅惑のにかかっているので、あっさりと受け入れてしまった。


「お兄さん、ようやく私の真の力を見せることができますね。

 NO.1たる所以を見せてあげますよ……」


「お手柔らかにお願いします」


「許しませんよー。

 私をないもののように扱ったお兄さんには、私のフルコースをお見舞いしてあげますね」


 ……。

 …………。


 その後、お姉さんに技という技を全てくらい、魅惑の効いていた事もあり完全に大敗北、否、走馬灯が見えるかと思った。


「お兄さん。時間ですよー」


 ハッ!!


「フゥァ、えがったァー。

死ぬかと思った」と、第一声に出た言葉がそれだった。


 実際にコレをリアルでやられれば、足腰が立たず生まれたての子鹿の足の動きを再現できると思う。

 しかし、色々な方とお付き合いしてきたお陰で、少しばかりストライクゾーンが広がってきてる気がする。


 何も言わずに、1000ゴールドをお姉さんに支払った。

 完全に私の敗北である……。


「お兄さん200ゴールドで、いいんですよ」


「いいんです、私はお姉さんに敗北しました。

 謝罪を兼ねていると思ってください」


「まいどありー」と、お姉さんに言われて私はお店を去って行った。


 その後、研究室に寄ってドクタージッパー氏に忙しいのをわかっているが、問答無用で電気の説明と蓄電の説明と発電の説明を行った。

 ジッパー氏は忙しくはあるが新しい概念を聞き、非常に楽しそうに話を聞き入っていた。

 もう一つ、遠心分離機の概念を教えたりと、扇風機や洗濯機に繋がる回転という部分を強調して、新たな研究の題材にしてもらうことにした。


 これで、ジッパー氏への課題が発電と遠心分離機と石鹸の三つに増えた。

 しかし、これに関しては今まで周りに期待されていなかった分、ハジメの期待の表れとジッパー氏も理解しており。

 この三つに関しても、近いうちに完成させるのがこの男のすごい所であった。

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