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魔鉄に魔力付与。

「ご主人様……。起きてください」


 はっ!!やけに広い部屋。あぁ、お屋敷の寝室か。

 私の枕元で、アリアが起こしてくれていた。


「あぁ、アリア。

 起こしてくれたんだね、ありがとう」


「お昼の準備できたと言うことで、先程シェリーさんがこちらに来てましたよ。」


 あぁ、多少はそうなるだろうと思ってたが、少し多めに魔石の補充する必要がありそうだな。


「じゃあ、アリア。一緒にセカンタの町へ戻ろうか」


「はい」と言って、私について来た。


 転送の魔道具をポチッとなと、やって自宅の一室に戻った。

 全員、食事スペースに集まっている。


「ノルニルさん、とリリスどうだった? 三号店の感想は?」


「お屋敷のお風呂より広いし、何もしなくてもお湯が出てくるなんて凄いですね」


「何もしてないーじゃなくて、裏で作ってるんだよ。

 ここのキャリーが、あのお店の店長さん」


「キャリーお姉ちゃん凄い人!!」と、リリスが尊敬してるようだった。


「と言っても、お兄さんが作って運営してるんですけどね」


「お兄ちゃんは、やっぱり凄い人!!」


「お兄ちゃんは、偉いんだよー。この町の町長さんだよ」


 リリスとシェリーが、私を褒めてくる。

 そんな感じに、雑談をしながらみんなで昼食を取った。


「そしたら、本日2回目の作業にいってくるね」と言って、再び城下街の鍛冶屋へ移動した。


 鍛冶屋の中に入り、本日の最大の敵、魔鉄と対峙する。


「社長まだまだ、行けそうじゃないか。

 そしたら昼からの分も頑張ってな、後そろそろ魔鉄が許容量越えを起こし始めると思うから。

 そうなったら、魔力を送り込む量を減らしながら送っていってくれ。そうすれば魔石の魔力の許容量が増えていくから」


 10分ほど、両手で魔力を送り続けていたら魔鉄から魔力が溢れる現象が起きた。

 これが許容量オーバーの現象かな?


 魔力を送る量を調整して少なめにすると確かに、送り込むことができるが自然回復量が追いついてしまうのでずっと終わらない……。

 えっと、これって飯の時間以外は魔力を夜まで送り続けろってことかな?

 予想以上にキツイぞこれは……。



「なんじゃ、社長。余裕そうだな……」


「魔力を抑えて調整して送ると、自然回復が追いついて時間をフルに使う必要が出てくるかも」


「そうか、必要な作業なので諦めてやってくれ」


「あぁ、そうするよ……」


 ……。

 …………。


 魔力の濃縮とかできないだろうか。

 やったことない事を、今回みたいな本番でやると大体いい結果は起きないから諦めよう。


 今日の晩ご飯はなんだろう……。


 ……。

 …………。


 とりあえず、夜御飯を食べてまた作業再開だなぁ。


 一旦、お屋敷に帰り。

 アリアと一緒に、自宅へ帰ってきた。


「ハジメさん、昼前と違って顔色良くなりましたね……」


「うん、昼までは魔力全部魔鉄に吸い取られたけどそこから以降は、魔鉄の許容量を増やして行く作業だから、時間をかけて魔力を送り続ける作業で自然回復が追いついちゃって、時間をフルで使う羽目になってる」


「ご飯食べた後、もう一回行くんですよね?」


「うん、自宅に帰るのは夜中になるから。

 みんなは先に寝ててね」


 食事スペースのテーブルに並べられている。

 料理を食べ終わり再び鍛冶屋へ移動して真夜中まで作業を続けた。


 お屋敷に帰り、一度だけリリスに食事を与え……。そのまま帰宅した。


 寝室のベッドにキャリーが寝ていた。


 起こさないように、ゆっくりと布団に入ると抱きついてきた。

 寝ぼけてんのかな?


 寝ているとは思えない不自然な行動が目立ったので、

「起きてるだろ」


「あはは、バレました?」


「今日はごめんね。疲れてるからそのまま眠らせてね」


「はい」


 夜間に、起こされる事もなく朝になった。

 久々に体調が良くなってきた気がする。

 体調不良の原因はお屋敷にいるリリスが原因ではあるが、食事を与えないわけにもいかないし、バランスよく調整する必要があるわけだ。


 キャリーがまだ眠っていたので、頭を撫でてやってから寝室を出た。


 エミリーが朝食の準備を始めていた。


「ハジメさん、今日は私もお屋敷のお掃除手伝っていいですか?」


「お願いするよ……。

 それだったらさ、昼食ができるまで疲れて眠ってると思うから起こしにきてよ」


「はい。わかりました」


 朝食ができる前に、[栄養ドリンク]と魔道具屋で買ったアイテムを使用した。

 朝食を食べて、すぐに出かけることにした。

 最初の1回目の魔力補充は、限界までやるためかなり辛いので休憩する時間を多めにとりたい。

 いつもより早い時間だが、昨日と同じように鍛冶屋へ移動した。


 ドワルドは、既に作業に入って魔力を込られた魔鉄を叩いていた。


 今日の、魔力を込めるのは魔鉄はコイツか!!

 昨日の魔鉄より倍のサイズくらいは有るがやる事は同じだ。


 体調は昨日よりも圧倒的に良いし!!それでは作業に取り掛かろう。


 最初の1回目はほぼ短期決戦で、2時間程で魔力切れが起きた。


 昨日、魔道具屋で購入したアイテムを二つほど使用して、お屋敷の寝室で眠りについた。


「ハジメさん、起きてください昼食ですよ」


 シェリーの声やキャリーの声もお屋敷の中で聞こえている。


「あっ、そっか。魔道具でみんな来れるんだったね」


「今日は、みんなで屋敷の大掃除してますよ。

 ノルニルさんも手伝ってくれてますよ。

 あとはリリスちゃんにアリアちゃんが掃除の仕方を教えてますね」


「へえー、そうなんだ。お屋敷がより一層綺麗になりそうだね」


 エミリーと会話をした後、みんなと昼食をとり再び鍛冶屋へと移動した。


 その後、前日同様に真夜中まで作業がかかり、お屋敷に着いたら。

 エミリーが出迎えてくれた。


「あれっ?エミリー自宅の方に帰ってなかったの?」


「はい、こちらでお風呂もいただきましたよ」


「あれっ?ここのお風呂って魔法が必要だよね?」


「我が家の正式な、魔法使いをお忘れですか?

 シェリーがハジメさんにお風呂入ってもらうと言って、頑張ってお風呂沸かしてましたよ」


 なんか、引っかかる……が、引っかかりの原因がわからない。

 ウチのお屋敷のお風呂は魔法が必須なんだよな。

 まぁ良い、微妙に引っかかりの理由が思い出せない。

 まぁ、わからないものは仕方ないので話を戻そう……。


「そっか、一度沸かしてあるなら沸かし直すのは早いかな」


「エミリー、悪いけどお風呂付き合ってもらえないかな」


「ハジメさん、そういうことですよね?」


「はい、体調良くなったらお願いしたくなっちゃいました」


「それなら、リリスちゃんも起こさないとですね」


「えっ?」


「あの子はハジメさんからしか、食事とれないんですからね……」


 エミリーがリリスを起こしに行ったらシェリーも付いてきた。

 リリスと一緒に寝てたらしい。

 その後、お風呂場で三人にご奉仕された。


 寝室にはアリアがベッドで眠っていたので、それを起こさないよう眠ることにした。

 薬の効果もあってか? その翌日は体調不良にはならなかった……。

明日8/19日は5話投稿します。


129話 1:00投稿

130話 7:00投稿

131話 12:00投稿

132話 15:00投稿

133話 18:00投稿(◀︎イマココ


5話投稿を行います。

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