1話 いい子ちゃんは現れない
「なに?いちいち話しかけないでくれる?」
「いや、こっちから話しかけてないんだけど」
「あんたに聞いてるの!このクソメガネ」
「クソとは何だクソは」
「ウザい、死ねば」
僕は問答無用で罵倒されるがままに隣の席の女の子に罵られて、泣く泣く家に帰ってきた。
「俺にいい子なんて、いい子なんて巡ってこないよなぁ」
そう思いながら、毎日僕は机に面と向かっていた。
「やっぱ、机上の空論なんだよなぁ」
他愛のない日々を毎日過ごす、僕。
親からもあまり愛された覚えもなく、恋愛に沈むこともなくただ毎日が過ぎていく。
そんなある日、一人の来客が訪れた。
「ひゃっほー」
少しだけ可愛いのかよくわからない女の子だった。
名前は静海。
僕の知らない女の人だった。
「ねぇ?君の名前は」
なんか妙に馴れ馴れしい。僕は少し警戒心を持ち始めた。
「な、名前なんかあなたに教えたくありません」
僕はきっぱりと断った。だが、彼女はしつこかった。
耳元でつぶやいたり、明らかに誘惑している様子だった。
「しょうが無いですね。僕は、原崎ですよ」
「そんな苗字の人いたんだ。へぇ〜」
少し驚かれた。
なんせ、あまりいない苗字だ。
原田なら結構いるかも知れないが、親が何故か珍しい名字だったというだけである。
「ふーん。じゃ、また明日」
そう言って、彼女は帰ってしまった。
(一体、何故自分の家がわかったのだろうか)
僕は少し困惑した。
だが、次の日の学校が終わった夜、また彼女が現れた。
「ハロー」
「今、夜ですよ」
「わかってるって。相談があるんだけどいい?」
「構いませんけど」
僕は珍しく快諾した。
「学園生活エンジョイしてみない?」
「はぁ?そそ、そんなこと」
「できるんだよ。ぼうや」
「で、できるわけ無いですよ!僕なんかどうせ目立たない人間だし」
「無理に目立てとは言っていない。ゴーイングマイウェイでいいの」
「は、はぁ」
少し困惑しながらも僕は話を聞き続けた。
「そゆこと」
「どゆことですか?」
「要するに、機関のエージェントを呼ぶってこと」
「召喚するんですか?」
「そういうことじゃない!」
やけにアツい人だった。
「しょうが無いです。とりあえず承諾します」
「でも必ず、あの子たちが振り向くとは思わないでね。一応差金だから」
「は、はぁ」
「甘ったるいのは送らないからよろしく〜」
そう言って、彼女は帰っていった。
機関とは何なのか。謎の単語が浮かぶ中、僕は必死に明日からのゴーイングマイウェイを模索していた。
2つのシリーズをすっぽかして、新シリーズを始める男。ゼウス降臨。
はい。本当にすいません。FGOの武蔵ピックで礼装ガチャで落胆したまま書いた内容です。
いい子ちゃんは、意訳すると星5鯖です。
全然出てくれません。もうめんどうみきれよう(まだ一体もいない)
ガチャ爆死後に書くので地味にペースは速いかもしれません
主人公にメガネ属性つけたのは単なる照らし合わせです。
許してヒヤシンス