プロローグ
こんにちは、星野夜といいます。
僕はあまり恋愛には興味のない、いいえ、あまり接しない人間=通称『ボッチ』です。そんな僕が恋愛小説を描いてみました。僕の意思が反映してしまったのか、主人公は『ボッチ』で『非リア』。だけれど、クールでかっこよく、作ったつもりです。
それでは、どうぞ!
別に出会いなんかなくて良い。私は元々、ボッチが良かったし、その方が自分らしくいれる。冷静沈着に入れるからボッチに不思議と憧れを抱いていたのかも。別に好んで仲良くする事なんかしなくても生きてゆける。私はいつでも独り、友達なんかできた事ない。それでも良い。私はそれが私だから、私はボッチのままで良い。みんな、ボッチになるのは嫌だとか、醜いとか、悲しそうだとか言っているけど、私はそうは思わない。逆に、何でそんなに駄目なの? ボッチの何が気に食わないの? 私にとってはボッチは幸福なんだよ。ありのままの私だから、それだから、私はボッチが良いの。
『そんな事、言わずとも俺がお前の友達になってやる!』
誰かが私に叫びかけた。誰かは分からないけど、何かとっても懐かしいような……。