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桜色リズム②

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4月8日(金)


京矢「それでは自己紹介タイム!!ドンドン!!パフパフ!!」


ぽえみ「ぱふ~ぱふ~」


京矢がいつも以上に盛り上げている。


伊吹「京矢。別に合コンのノリでやるなとは言わないから少しは落ち着いてくれ。花咲さんが戸惑ってるだろ」


花咲さんは戸惑っているのか舞の顔と京矢の顔を交互に見ている。


七海「花咲さん。座って」


桜美「ふぁ、はい!」


花咲さんは七海と舞の間に座った。


京矢「じゃあ、自己紹介!!ってもな・・・・」


舞「ね?」


自己紹介も始めずに2人の間で会話が成立してる。


ぽえみ「みんな~同じクラスだもんね~」


伊吹「うぇ!?」


俺は急に衝撃の事実を言われて変な声を出してしまった。


舞「もしかして、知らなかったの?」


伊吹「はい・・・・」


京矢「そういうところお前の悪いことだと思うぞ」


伊吹「はい・・・・・」


まったく言葉が返せなかった。


舞「じゃあ、クラスメイトのことなんてどうでもいいと思っている伊吹くんに自己紹介をしてあげて」


うぅ・・・泣きたいよ・・・


桜美「花咲桜美です。去年は2-Cでした」


舞「私の隣の席で、2人で話してたら仲良くなったんだ!」


思い返すと・・・・・・いたような気がする。


伊吹「いたな!」


ベシ!!


伊吹「痛ッ!!」


七海に頭を叩かれる。


七海「デリカシーがない子はポイですよ」


伊吹「ポイ!?」


七海「冗談ですよ」


背筋が凍る冗談だ・・・・


咲美「私友達が少ないので・・・」


花咲さんが頭を下げる。


桜美「よければ私と友達になってください」


伊吹・ぽえみ「嫌だ」


舞・七海・京矢・桜美「!?」


舞と七海と京矢は俺とぽえみを唖然として見ており、花咲さんは表情を強張らせていた。


伊吹「俺たち変なこと言ったか?」


舞「言ったかって・・・・」


舞と七海がいつにもなく表情を暗くさせる。


伊吹「だってな」


ぽえみ「ね~」


おそらく同じことを考えてるぽえみと目を合わせた。


京矢「そう言うことか・・・」


京矢も気づいたらしい。


桜美「・・・・」


無言で俯いている花咲さんに俺たちは告げた。


伊吹「花咲さん」


桜美「はい・・・・」


伊吹「俺たち、そうじゃないと思うんだ」


桜美「えっ・・・」


ぽえみ「友達のなり方~」


桜美「友達のなり方・・・?」


伊吹「こうしてみんなで話してるだけで俺たちもう友達だろ?そんなこと言わなくたっていいんだよ」


ぽえみ「うん」


俺たちの気持ちを伝えると花咲さんは泣いていた。


伊吹「ちょっ!?どうしよ!!みんなどうしよ」


舞「あ~ぁ。女の子を泣かせちゃった」


七海「お仕置きですね。ふ、ふ、ふ」


京矢「ふふふ、ハハハハ!!」


京矢は笑うことすら堪えられていなかった。


ぽえみ「伊吹くん~女の子を~泣かせちゃ~だめだよ~」


伊吹「ちょ!?ぽえみも共犯だろ!!」


桜美「う・・・う・・・」


伊吹「あぁ!!ごめんなさい」


桜美「う・・・・う・・・・違うんです。嬉しいんです。こんなこと言われたの久しぶりだから・・・・」


その言葉を聞いて安堵した。


伊吹「改めてよろしくな。花咲さん」


伊吹「はい」


この日俺たちに新しい友達が出来た。




・次回予告


??「あるところに喫茶店があった。


    そこでは男たちが会合を開いていたのだった。


    次回『男たちの穴場』


    いったいこれは何だ?」

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