12 幕間おまけ
「ルテア、ただいま~」
「お帰り、お姉ちゃん。ちゃんと、ホーソン隊長に報告してきた?」
「ロサちゃん。おかえり~」
「っって、なんでアンタがいるのよ!しかも、ちゃんって何!!」
「ん?仕事中は、ちゃんとケジメをつけて【真紅の魔女】殿って呼んでたけど、お勤めは終わったから、ね?」
「ね?じゃない!しかも【真紅の魔女】って二つ名もやめてよね!こっぱずかしいのよ!!」
「え~。カッコイイからいいんじゃないか?【土気色の魔女】とかだったら、全力否定するけど」
「つ、土気色。【土気色の魔女】って・・・。あははははは~ブッドレア師、それひどいですよ~」
「でしょ?会う人、会う人に体調悪いの?とか言われて(笑)
あ。それから、ルテアちゃんも『師』なんてつけなくていいから。俺、そんな偉い人じゃないし」
「はい。ブッドレアさん」
「う~ん。ま、いっか。おいおいね」
「こらぁ。ソコ!勝手になごまない!」
「はいは~い。じゃ、ロサちゃん。旅の準備よろしく。明日には、ヨクカ国に向けて出発するから」
「・・・何でそんな事になってるのよ」
「う~ん。どうもね、【呪いのうさちゃん】の保管を俺の友人に頼んでたんだけど、不測の事態が起きたみたいなんだ。たぶん【呪い】が発動したかな。アノ感じだと」
「アンタに処分をまかせといたら、大丈夫って話じゃなかったの?」
「ごめんね。確認するためにも国に戻るんだけど【呪い】に関しての資料と一緒に帰って来い。って厳命だったから、一番詳しい人と帰ろうかと思って」
「・・・あの【呪い】をかけたのは、あたしだし仕方ないけど・・・。でも、アンタと旅なんでいーやぁー」
少し改稿しました。
誤字脱字の訂正、漢字や記号の統一、大きな変更は
2話目 ブッドレアからの手紙の中「発動させようとしていた」→「持っていた」に。
10話目 頭の方の行を入れ替えてます。
お見苦しい事で、大変申し訳ございません。
これからも、お付き合いいただけたら幸いです。




