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感謝の言葉に心が無いとき
「はあ…ありがとうございます…」
一応お礼言った。
「気にすんな!」
何とかシズカに肩をたたかれた。
上から目線むかつく。
立ち上がって店を出た。
店員がレジに戻った。
何とかシズカがすぐあとからついてきた。
あたしは、学校のほうに歩き出した。
何とかシズカも、同じほうにくる。
5m後ろを、ずっとついてくる。
あたしは話しかけない。
向こうも話しかけてこない。
マジ気まずい地球滅べ。
学校についてしまった。
下駄箱で、あたしは先手を打った。
「さっきは本当ありがとう…同じクラス…だよね…シズカさん…」
自分の言い方が気持ち悪い。
あと、シズカさんてなに。下の名前さん付けとか、生まれてはじめてしたし。
「あっまじー?アタシのこと知ってたんだ!名前とか!覚えててくれてありがとう!アタシほっとんど学校きてないからさー。」
予想外にフレンドリー。
だるい。死ぬ。