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四月につまづく

その次の朝も、あたしはローソンで30分過ごした。

ローソンについた時点では、ちょっと学校に行く気だった。

でも無理だった。

電話もしなかった。

これ以上疲れたら死ぬと思った。


あたしは、同じ制服の流れに沿って、セブンに向かった。

中学のときの友達の、後姿を見かけた。

だから、セブンを通り過ぎて、裏道に曲がった。

角を3つ過ぎて、またローソンに入る。


店員は、さっきと同じ声でいらっしゃいませ、と言った。

うるさい黙れ。

あたしに気がつくな。


雑誌のコーナーで、同じ制服の子が貧乏ゆすりをしていた。

かかとをつぶした革靴。

ひどいプリン頭。

重そうなつけまつげ。

無いに等しいのに下がってる感じが伝わる眉毛。


見たことがある。

同じクラスの、何とかシズカだ…!

やばいじゃん。

見つかったりチクられたりしたらやばい。

クラスの女たちにあたしが風邪じゃないってバレる。

いや、たぶんもうばれてるんだけど。

どう考えてもめんどくさい。

あたしは、そっとその場を立ち去ろうとして、盛大にコケた。


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