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愛とかいらないし

すぐに、学校に行くのが嫌になった。

でも、家にいるのはもっと嫌だった。

そんなことしたら、お母さんに心配される。

心配されるのは嫌いだ。凹むから。


あたしは、家を出て、学校の途中にあるローソンで30分雑誌を読んで、もっと先にあるセブンで30分雑誌を読んで、家に帰った。


すっごい静かだった。

お弁当のにおいがした。


昨日、お母さんのケータイを勝手にいじって、学校の番号を着信拒否してみた。

自分のケータイから学校に連絡した。

電話に出た教頭は言った。

つらそうですね、お大事に。

余計なお世話だ、死ねハゲ。


明日は、電話しなくても勝手に風邪だと思ってくれるかな。

ハゲが、余計なこと心配しなきゃいいんだ。

ハゲも、お母さんも。

そんなことはあたしの負担にしかならないんだ。


あたしは、ビオレのふくだけコットンで乱暴に顔をぬぐって、ベッドに倒れこんだ。

お弁当食べなきゃ。

マジありがた迷惑。

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