大学時代
性に対して描写があります。
彼女は変わった人だった。
人の話は全く聞かずに自分の話しかしない。
聞いてもいない自分の妄想ではないかと思う彼氏との話しや、いかに病弱でありいつも体調が悪いか、薄い雑学を披露しマウントを取ろうとしていた。
しかも、グループワークでは自分の割り振られた課題をやらずに同じグループメンバーを困らせていた。
そんな彼女に友達など出来る訳はなくいつも遠巻きにされていた。
その時は私と彼女は仲良くはなく、なんでか浮いてる子がいるな〜と思う程度だった。
彼女と話しをするようになったのは私と彼女が単位を落とし、留年してからだった。
大学と言っても専門職であったので彼女とはずっと同じ単位を取っていた。
1つ下の学年の子達と友達になるより同じ留年した者同士が一緒にいるのが普通だった。
話すようになった彼女がずっと話していたのは、本当か妄想か分からない憂鬱な家族関係や体調のこと彼氏とも性生活についてだった。
彼女はその時は珍しいマッチングアプリをして彼氏を作っていた。
今でこそマッチングアプリでの出会いは珍しくないが、まだネットでの出会いが一般的でない時だった。
短いスパンですぐに彼氏が出来るのにすごいなと思っていた覚えがある。
その短いスパンで出来た彼氏が全員医療従事者(ほぼ医者)であったので、その時に彼女の医者への執着を知った。
新しい彼氏が出来ると必ず私に報告(自慢)してきた。
彼氏は〇〇医でどこの病院で勤務していて写真は〜っとマシンガントークで話してきた。
写真といっても病院のHPの集合写真みたいな物やマッチングアプリでのプロフィール写真であろう自撮りだった。
彼女と一緒に撮った自撮りなどは見たことがない。
私が思ったのが本当医者なのか?上手く使われているだけではないのか?と言うことだった。
彼女は初めて会った日に付き合い、そのまま身体の関係になることが多かった。
別にどのように付き合おうか他人が言うことではないが、まだ大学生活の私にはもっと自分を大切にして欲しかった。
毎回今回の彼は身体の相性も良く最高!っと言うので心配になった。
昔はインターネットでの出会いは嘘だらけで本当に医者か分からないし、そんなに焦って探さずに大学を卒業してからお見合いで医者を探した方がいいのではないかと彼女に話した。
彼女は親からの子供のプレッシャーがあるので出来れば早く結婚したいため、今探していることを言っていた。
なんでも彼女の家系は代々医者の家系なため、親は彼女に医者と結婚して欲しいと思っているらしい。
それを聞いて私はそれなら家経由で医者を紹介して貰った方が確実だと思ったのだが、紹介出来る人は居ないらしい。
今でこそ、医者は学生の頃から付き合っている人と結婚することが多く、フリーの若い医者は都会にしか居ないことを知ったが昔の私はふーん程度だった。
その後私は順調に学年が上がり卒業したが、彼女は3度の留年により退学し実家に戻った。




