冬花
死ぬ間際になって、
私の全てを遺そうだなんて
なんて欲張りなのでしょうか。
溢れ出る大量の血。
戦友が私を抱え上げる。
一言も言葉を交わすことはなかった。
けれども、幾度となく交えた戦い。
お互いの思いは分かり切っている。
だからこそ、遺して欲しい。
私の生きてきた証を。
死んでいった私たちの思いを。
これは私、冬花のお話。
この結末にたどり着くまでのお話。
私の全てを遺そうだなんて
なんて欲張りなのでしょうか。
溢れ出る大量の血。
戦友が私を抱え上げる。
一言も言葉を交わすことはなかった。
けれども、幾度となく交えた戦い。
お互いの思いは分かり切っている。
だからこそ、遺して欲しい。
私の生きてきた証を。
死んでいった私たちの思いを。
これは私、冬花のお話。
この結末にたどり着くまでのお話。
自分を創り出したく
2020/09/10 20:00
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2020/10/08 23:00
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2020/10/10 00:00
第三章 守護者(曙光)
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待ち合わせ
2020/10/12 02:00
機械皇
2020/10/13 03:00
永久機関
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当然の結果
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呪術
2020/10/20 06:00
記憶を手に
2020/10/21 14:00
おかえり
2020/10/22 08:00
仮想現実
2020/10/23 09:00
(改)