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冬花  作者: 忘憶却
第三章 守護者(業火)
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燃える世界

 次に向かった世界は、

 原初の燈を護る事を義務付けられていた。


「暑い。」

 世の中には限度というものが有る。

 其れを超え、我慢できず呟いた。


 世の中には

 全ての熱を防ぐ術が有るらしいが、

 それを持たない私が幾ら対策をした所で

 この世界ではたかが知れて居る。


 あの魔法使いの悪戯いたずらに付き合って居れば、

 教われたかも知れないと後悔した。

 嫌ではあるが。


 ただ、厳しいのは暑さだけではない。

 辺りからひしひしと伝わる

 道具たちの嘆き。


 長年使われた道具たちの別れ。

 その悲しみが痛いほどに伝わる。


 生贄の巫女とその従者の街。


 骨竜の故郷に寄るつもりで居たが、

 其れもままならないと思った。

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