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冬花  作者: 忘憶却
第二章 家族(秋)
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剣の應

 早朝、あの草原で剣を振るう。


 私は誰かの幸せを願う。

 あの時、そう思った。


 その為に剣を振ろう。

 守る為に剣を振ろう。


 突然、草原に風が吹く。

 草木の穂はなびく。


(分かった。それならば......)

 かすかに聞こえた。


 すると、太い刀身はみるみる細り、

 一つの先細の小太刀へと変化した。


 それをまじまじと見つめる。

 先程と違い、よく手に馴染む。


 試しに振るう。


 すると、

 草木の穂は淡い青の風になびき、

 空へと消えていった。


 その行方をいつまでも見ていた。

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