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剣の應
早朝、あの草原で剣を振るう。
私は誰かの幸せを願う。
あの時、そう思った。
その為に剣を振ろう。
守る為に剣を振ろう。
突然、草原に風が吹く。
草木の穂は靡く。
(分かった。それならば......)
幽かに聞こえた。
すると、太い刀身はみるみる細り、
一つの先細の小太刀へと変化した。
それをまじまじと見つめる。
先程と違い、よく手に馴染む。
試しに振るう。
すると、
草木の穂は淡い青の風に靡き、
空へと消えていった。
その行方をいつまでも見ていた。
早朝、あの草原で剣を振るう。
私は誰かの幸せを願う。
あの時、そう思った。
その為に剣を振ろう。
守る為に剣を振ろう。
突然、草原に風が吹く。
草木の穂は靡く。
(分かった。それならば......)
幽かに聞こえた。
すると、太い刀身はみるみる細り、
一つの先細の小太刀へと変化した。
それをまじまじと見つめる。
先程と違い、よく手に馴染む。
試しに振るう。
すると、
草木の穂は淡い青の風に靡き、
空へと消えていった。
その行方をいつまでも見ていた。
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