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冬花  作者: 忘憶却
第二章 家族(夏)
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夏の日、道場にて

 暑さも厳しくなる中でも毎朝刀を振るう。

 秋月の真似をしていくつかの技を覚えた頃、

 実践形式の練習をするようになった。


 秋月は基本的に私の木刀を受け続けるが、

 致命的な隙があれば打ち込んできた。

 身体中にあざを余りに多くつけて

 来たものだから、春風に毎日心配された。


 それでも秋月に、

「やるか。」と言われる度、挑んだ。


 練習の束の間の休憩。

 私は、尋ねる。

「どうして、

 急に実践形式をしてくださるのですか。」

 秋月は、冷茶を一気に飲み干す。

「最近は物騒だ。

 いくら俺たちやこの屋敷に

 神々の守護があるからといっても、

 いざという時、

 自分の身を守れなければ意味がない。」


 そうして、

 戦いで生き残る術の一つを

 みっちりと叩き込まれた。

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