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冬花  作者: 忘憶却
第二章 家族(夏)
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凜と生きた者は

「私は、…凛に育てられました。」

「家もなく…、

 生活は苦しかった…ですが、

 凜は…いつも、

『悪いことして生きるくらい…だったら、

 いい…ことして死んだ方がましだ。』

 と言って、

 住処すみかのない…人たちに、

 食べ物を分け与えることもありました。」

「でも、他…の者たちは

 凛の…与えた物すらも

 奪い合う…ことだけを

 考えていたの……です。」

「結局…、凛の……した事は、

 誰にも届く事…はなかった。」

「凛は…一段と…冷える冬の…夜、

 私を…抱きしめ…ながら……。」

「私は………私……。」


「そこまで!」

 夏鳥が大声で言う。

 私ははっと戻る。


「続きはまた今度にしよう。」

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